タイは基本的に、日本と比べ原色ギラっとした感じの料理が多い。レストランの内装も「それに合わせて」ではないだろうけれど、照明がピンク色だったり妙にキラキラしてたりするお店って、結構あると思う。
エカマイのゲートウェイにあるタイスキ屋「マーニーミーモー」も、日本人の感覚からだとちょっとぶっ飛び過ぎていてニヤッとしてしまうお店なのだ。
以前は日本発メイド喫茶の「めいどりーみん」が入っていたテナントの店、と言えば分かってもらえるだろうか。え?わかんない?
こちらがお店の外観。
なんだか遊園地の一角にあるメルヘンワールドのようだけれど、ここはれっきとしたタイスキのレストラン。
「マーニーミーモー」というのは、タイ人だったらおそらく誰もがピンとくる名前。タイの(一昔前の)小学校の国語の教科書でタイ語を勉強すると、初めに学ぶのがコーカイ(タイ文字アルファベット)の学習。最初の文は「หมา ตา โต マー ター トー(大きい目の犬)」みたいな単純な文が並ぶんだけれど、その中で登場する女の子の名前が「マーニー」なのだ。
つまり、このお店は小学校1年生の教科書に載っていた文章を元に世界観が作られたお店というわけ。
日本だとなんだろ?「サイタ サイタ サクラガサイタ…(戦前だけど)」とかかな?
それにしてもお店の外観がコンセプト重視で、インパクトがかなり強め。汗
実はここじゃなくて、エスプラネードの地下にある支店のほうがもっとインパクトが強い。この世界観に、なぜか「ニッポン(特に大阪の街かど)」の雰囲気?がミックスされていて、更に混沌としている。それはもう夢に出てきそうだ。
中に入ってみる。羽がついた豚さんがドリアンを抱えている???。メルヘンチックな雰囲気の中で大のおとながガツガツタイスキ食べる絵面も面白い。
店名が「マーニーミーモー(マーニーは鍋を持っている)」だからか、天井はいろいろな形の鍋がぶら下がっていた。…。
メニューを見てみると…。タイ語を学ぶ外国人にとって難易度の高い構成。なぜかと言うと、メニューの名前が「天使のブタ」とか「シープラチャン(地名)の豚肉ワンタン揚げ」とか、一工夫あり過ぎて読むのに時間がかかるから。素直に英語を読めばなんなのかはわかるけど、お店のコンセプトをよりよく理解するためには、できるだけタイ文字で読みたいなあ。
飲み物コーナーでジュースをサーブしようとすると…。ここでもメルヘンの洗礼を受ける。イラストばっかりで何が飲めるのかあんまピンと来ないんですけど!笑
出てくるジュースも原色に近く、絵の具を溶かしたような色の水がとろとろと出てくる。アップル&ラベンダージュースの色は、そのまんまラベンダーで薄紫色だった。
コップはこんな感じ。国語の教科書が元ネタ、ということでタイ語の書き取り問題になっている。答えはえーと…いやわからんし!
いくつか注文してみた。一番大きく写っている黄色と白のマーブルが、「ルークチンマンクン ディオウナイチャイマーニー(ลูกชิ้นมันกุ้ง 1เดียวในใจมานี エビミソのルークチン マーニーの心の中に一つだけ)という名前のルークチン。「マーニーのお気に入り」ってことだろうか。
他にもいっぱい頼んだよ。ピンクの丸いやつはルークチンさくら ソッサイチーズノムソッド(ลูกชิ้นซากุระสอดใส่ชีสนมสด フレッシュミルクチーズを詰めたさくらルークチン)という名前だった。
グツグツと煮込みを開始。スープはブランデースープ?というのが基本で、他にももう1種類選べた。ぷかぷか浮かんでいるのはかぼちゃ、豚ヒレ肉、海苔…。およそタイスキらしくない具材ばかりな気がするけどそれなりに美味しそう。
グツグツ煮込まれた鍋の中で気になってたのが、先程のピンクのボール。
パクっと食べると。。期待通りにチーズがとろ〜り!
チーズの味は結構しっかり感じられたよ。
鍋も味もそれなりに美味しいし、普通のタイスキ屋ではできない体験が、いろいろできる。なかなか楽しいお店だった!
お店の場所と地図
店名:マーニーミーモー(manee me more มานีมีหม้อ)
営業時間:10:00-22:00 (毎日)
場所:ゲートウェイエカマイ1階
他、エスプラネードやシーコンスクエア、セントラルプラザウエストゲート等にも支店あり。
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