ต้มกะทิปลาเทโพหน่อกะลาไข่เค็ม
トムガティ プラーテーポー ノーガラーカイケム
塩漬け卵と淡水魚(プラーテーポー)とノーガラーのココナッツミルク煮込み
(コロナ流行前にタイに訪れたときの写真で記事を構成しています)
前回の自分で豆を炒るDIYコーヒーに行く前のお話。
クレット島まで行く方法はいろいろあるんだけれど、今回はGlabタクシーを利用した。
タクシーに乗ると、ちょっと珍しい女性の運転手。行き先を告げ、しばらく乗っていると懐かしい曲が流れ出した。
2000年代初頭に流行った「ティックトック」という曲だ。自分もその頃はタイカラにハマっていたこともあって思わず反応してしまった。
「Kateの曲でしょう?」
そう聞くと、「え!?知ってるの?」という感じで女性ドライバーは超反応。他にも「OKナカ」とか当時有名だった曲をかけてくれたのだった。
こんなやつ。みなさん知ってる?
そんなこんなで予想外に車内で盛り上がってしまったのだけれど、クレット島に着く直前に女性ドライバーが突然言い出した。
「この店!めっちゃくちゃ美味しいの!時間があるなら行ったほうがいいわよ。」
まさかのレストラン情報急に出てきた!
ドライバーの口コミって必ず美味しいと日本ではよく言うけれど、タイ人ドライバーから美味しいお店の情報を頂けるとは思っていなかった。
非常に気になったので行ってみることにしたよ。
クレット島散策も終了し、やや日が暮れてきた時間。そろそろ晩ご飯の時間かな?
先ほどのタクシーの中では詳しいお店の情報は教えてもらわなかったのだけれど、調べてみると「クルアジャーヤン2」というお店だった。
写真がなかったのでgoogle streetviewより。お店の前はこんな感じ。目の前の建物はお店とは関係なくて、看板がある細いソイ(路地)に入ってどんどん奥に進んでゆくとお店がある。
お店に入ってみると…入り口の景色からは想像つかない広さ!オープンエアータイプのお店だったよ。
この記事を書くためにネットで調べてみたけれど、どうやらテレビでは何度も紹介されている有名店のようだった。
でも、日本語の記事は全く出てこない!日本語のメディアとしてはこのブログが初めて紹介するのかも。クレット島からそう遠くないところにあるので、寄り易いお店だと思うんだけれどもねえ。
ちなみに店員さんはなんとなく軍隊っぽい服を着ている。メニューブックによると、軍隊関係(軍関係のお仕事に従事している人)はお値段10%引きなんだとか。そう言われれば店員さんが他のお店と比べてシャキっとしているような…。マネージャーらしき人がずっと店員に対して指示を飛ばしているような…。(あくまでも主観だけど)そんな気がした。恐らくは軍関係の人が始めたお店なのだろう。
メニューを見てみると…。川海老や川魚がのメニューが多かったけれど、僕が注目したのはこのページにあるメニュー。
このクレット島周辺でしか獲られていない「ノーガラー」というハーブを使ったお料理だ。
ノーガラーについては過去のブログでも紹介しているよ。
肝心のメニューはいろいろ悩んだけれど、そこまで空腹ではなかったのでシンプルに「トムガティ・プラーテーポーノーガラーカイケム」一品だけと、焼き飯を注文することにした。
まずはカオパットから。うんうん、至ってシンプルな一品。やっぱり鍋料理と一緒にごはんは必要だよね。
そして、しばらく待っていると出てきたのがこれ。グツグツ言いながら出てきた!
「トムガティ」=ココナッツミルク煮 ということで外観はトムカーガイに似ているね。
「トムカー」は「カー(日本語でナンキョウ)」を使った料理だけれど、この料理はカーの代わりに「ノーガラー」が使われている料理だと考えてほぼ間違いがない。
「プラーテーポー」というのは聞き慣れないけれど、どうやらこの辺りで獲れる淡水魚の一種らしい。ざっくり言うとナマズの一種かな。(ナマズ目・ギギ上科・パンガシウス科 Pangasius larnaudii)
「ノーガラー」は、クレット島でしか獲られていない特産品の野菜で、見た目はレモングラスに近いけれど口当たりは柔らかくサクサクと食べられ、生姜とミョウガを足したような独特な風味がある。クレット島ではトートマン(さつま揚げ)にして売っているのしか見たことがないけれど、こんな「鍋料理」という調理方法もあったのか。新しい発見だなあ。
白っぽいネギみたいに見えるのが。ノーガラー。お魚は下の沈んじゃっている。他にもプチトマトやフライフドオニオンが入っているね。
わかりやすいようにお椀に盛ったところを写真に撮ってみた。カイケム(塩漬け卵)がどかどか入っているのがお分かりだろうか。
パクッと食べると…バリ旨い!!!
魚は単に似ただけでこうなるのかな?すごくふわふわ。臭みはもちろん無い。ノーガラーはしっかりした食感があって、煮込んであるけどぶよっとなってない。カイケムの塩っ気がスープに溶け込んで、それが非常においしい〜!!
いやあこれはクレット島近くまできたら必食かも。
このお店は店員さんの対応も気持ちがいいね。タイっぽいゆる〜い感じはあるものの、総じてキビキビ動いてくれる。それに会計を済ませてお店から出る際、雨が降っていたんだけれど傘まで用意して店があるソイの角まで送ってくれた。超親切!!
日本のメディアに紹介されず、埋もれたままなのは勿体無い!みんなに食べに行って欲しいお店なのでした。
お店の場所と地図
店名: クルアジャーヤン2(ครัวจ่ายัณ2)
クレット島近く。クレット島の船着場から徒歩でも行くことは可能だけれど、20分程度かかるのでタクシーで行ったほうがいい。
営業時間: 月曜休み
火 – 金 11:00 – 22:00
土・日 昼営業 11:00 – 14:30
夜営業 16:00 – 22:00
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