バターと食す!新感覚タイ風焼肉『ヌアガタローン』でお腹いっぱい


เนื้อกระทะร้อน ヌアガタローン
タイ式鉄板焼き肉

「タイ産の牛肉なんて、臭くて硬くて食べられない」
これが、最近までのタイ食の一般常識だった。実際、今でもステーキ屋で牛肉を頼むと硬くて噛みきれなくてがっかりすることもあるし、タイ料理としてもヌアトゥンとか煮込み系の料理で使われることが多いんじゃないだろうか。

しかぁし!それもひと昔前の話…と言ってしまっていいのかもしれない。最近は安くて美味しく牛肉を食べられるお店も増えてきた。(牛肉食べないタイ人は相変わらず多いけど。) お高い日本式の焼肉のお店もいいけれど、できればローカルなスタイルでお肉をモリモリ食べたいなと思い行ってきたのが、オンヌット駅から歩いて5分程度の場所にあるこちらのレストラン。


おおうっ!オオバコ! すごく広い敷地内で炭火が焼かれモクモクしているけど、お客さんでいっぱいでしかも順番待ちだ!!
15分ぐらい待っただろうか…。中に通されたけどやはり広い…。トイレ行ったら迷っちゃって帰りがわからなくなりそうな感じ。


注文はオーダー用紙があって、そこにある品目をチェックしてお店の人に渡したら、持ってきてくれるシステム。
お肉のみのビュッフェか、お肉+ソフトドリンクのビュッフェか、お肉+アルコールのビュッフェかを選ぶことができる。

そうこうしているうちに、お肉が運ばれてきたよ〜。


そして、ハイと渡されたのがこれ…。え〜と、マーガリンかな? (^^;
日本だったら牛脂が出てきてそれで焼くと思うんだけど、なぜかタイの鉄板焼き屋ではマーガリン!
ムーカタのお店は、豚の脂身がちゃんと出てくるのにねえ。牛脂の匂いが苦手って人がまだ多いのかな? マーガリンのほうがなんとなく豪華感があるとか?

そういえば、タイって町の揚げ物屋さんもラード使わずにサラダ油使ってるよね。


とりあえず、マーガリンを鉄板にイン!塗りたくって肉喰い突入! 笑
炭火のおかげで鉄板は結構高熱になっているので、マーガリンはあっという間に溶けていく。
すごい油跳ねるね!!


そして肉をオン!びちびち音を立てて焼けてゆく肉たち。
ちょっとマーガリン入れすぎなのはまあ僕の好みなのでご容赦頂きたい。(こってり好き)
この後、野菜なども鉄板に乗せて、じゅうじゅう焼いて行ったよ。


焼きあがったのがこちら。もちろんこれ一皿だけじゃなくて、何度もお代わりをしてしまった。
ナムチムジェーウ(イサーン風つけダレ)、ナンプラー仕立てのソース、それからシーフードソース(緑のやつ)。3種類のソースと一緒にイタダキマス。

お肉の味は…うん、薄切りなのも手伝って、お肉の硬さはそんなに感じない。いける!
マーガリンを使うので、ちょっと味わいがこってりになっちゃうんだけど、そんなに違和感はなくモリモリ頂いた。

(おまけ) タイ語と日本語牛肉部位対照表

タイ語/英語/日本語 (タイの牛肉はアメリカ産牛肉の部位名称の対訳みたいです。)

เนื้อส่วนเอว (Loin) 腰肉
เนื้อต้นคอ / เนื้อสันไหล่ (Chuck)ネック、肩肉
เนื้อทีโบน (T-bone)Tボーン
เนื้อสะโพก (Rump)ランプ肉
เนื้อสันนอก (Sirloin)サーロイン
เนื้อสันกลาง(Rib-Roast)ロース、リブロース、ストリップロイン(日本ではサーロインと同じ扱い)
เนื้อสันใน (Tenderloin)テンダーロイン、ヒレ肉
※ランプ肉とサーロインは、隣り合わせの部位で、日本の切り方だとサーロインは高級部位ですが、アメリカの切り方だとランプ肉とかぶるので、一概にサーロイン=高級肉とは言えないようです。日本と切り分け方が微妙に違うので複数の名前がまたがります。
เนื้อลูกมะพร้าว (Sirloin tip,Knuckle)しんたま(内腿下部の肉)
เนื้อพื้นท้อง (Flank)ともばら、バラ肉、カルビ
เนื้อซี่โครง (Short rib)ショートリブ、ともばら、(骨つき)カルビ
เนื้อสันตอนหน้า / เนื้อสันแหลม (Rib eye)リブアイ(あばら肉の中心部分)
เนื้อระหว่างซี่โครง หรือเนื้อร่องซี่โครง (Finger)フィンガーリブ(アバラ骨の骨と骨の間に付いている肉)
เนื้อบังลม (Skirt)ハラミ
เนื้อใบพาย (Chuck eye)肩ロース
เนื้อรักบี้ (Chuck arm)腕肉
เนื้อปลาช่อน (Chuck tender )トウガラシ(牛の肩から腕にかけて、肩甲骨付近の肉)
เนื้อพื้นอก (Plate)ともばら
เนื้อติดมัน / เสือร้องไห้ (Brisket)ブリスケ、肩ばら肉

※イサーン料理で「スアロンハイ」というと牛肉の炭火焼のことですが、肉の部位名称で「スアロンハイ」といったら肩バラ肉のことのようです。
เนื้อตะโหนก หรือเนื้อหนอก (Hump)背中のこぶ肉
เนื้อน่อง (Shank)すね肉
เนื้อน่องแก้ว (Silver shank)すね肉
เนื้อน่องลาย(Jarret)腿肉
เนื้อสะโพกนอก, พับนอก (Bottom round)外腿肉
เนื้อสะโพกใน, พับใน (Top round)内腿肉

※ タイ語の方が細かく名前が分かれているので、日本語が同じになっているところがあります。
※ 間違いがあったらご指摘ください!

お店の場所と地図

店名      : ベストビーフ(BEST BEEF เบสท์บีฟ)
営業時間    : 16:00~24:00
この料理のレア度: ★★★☆☆☆(特定のお店で食べられる)
お店の場所   : BTSオンヌット駅より、歩いて5分くらい

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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