ข้อกิ コーギ
豚足の煮込み
カオカームーという料理がある。タイ国全土でどこででも食べられる大衆食。辛くないタイ料理の代表選手なので、「タイで食べたよ!」という人も多いだろう。
カオカームーというのはよく「豚足煮込みご飯」と訳されることが多い。豚の足腿肉を五香粉(八角などの香辛料が入った粉)と黒醤油と砂糖で煮込んだ料理、といえば正確だろうか。
どこにでもある料理だけに、専門店で「ここは旨い!」と言える店を探すのは、意外と難しい。
そんなわけで、カオカームーの専門店として有名な「チャルーンセーンシーロム」というお店に行ってきたよ!
はい到着!ちょうど昼飯時だったこともあったせいか、すごい人!もちろん相席なので写真も撮りづらい。
お店の人も忙しそう。こういう時は…スッと座ってスッと注文するに限るねえ!
…だけれども、ここにきた人がまず悩むのが、ブタ肉のオーダーの仕方。
タイのグルメサイト「Wongnai」を見ていると、最近は写真入りのメニュー板もあるみたいなのでだいぶ外国人にもやさしくなったみたいだけれど…。せっかくなので、ブタ肉のタイ語での呼び名を覚えておくのもいいんじゃないかと思う〜。
このお店の代表的なメニューは…「カームー」と「コーギ」と「カーギ」。
この三つの違いを知る前に、沖縄における豚足の呼び名の違いを見てみよう。以下のサイトがわかりやすく説明しているね。
「カームー」と呼ばれている部分は、上のサイトの「アイスバイン」に相当する。タイで一番よく見かける「豚足」である。
「コーギ」と呼ばれる部分は、沖縄で言うところの「ちまぐ」に相当する部分だ。
日本語で「豚足の煮込み」と言うと、この部分をとろとろに煮込んだ料理を想像する人が、多いんじゃないだろうか。
「カーギ」は豚足の足指の関節を意味するようで、ちょっと気の利いたお店は「カームー」に加えて「カーギ」を置いている所が多いような気がする。
以前に、僕もスワンナプーム空港の「マジックフードコート」でカーギを食べたことがある。その詳細は過去に記事にもしたなあ…。
と、うわけで「カーギ」は過去にも食べている!
なので今回は、いわゆる豚足の「コーギ」を注文して、食べてみることにした。
そんなわけで…。まずはフツーに「カームー」を一皿、頼んでみた。
おおー。お肉の色合いが僅かに赤っぽく、そして、濃い!
見た目だけで確かに「これ美味しいやつ!」と言える色合いだ〜。
パクッとひとくち。うーん、絶妙!
他の店と違って塩気がちゃんとあってあまったるくない。味も濃くてこのまま食べても十分に美味しい!
卓上にはタレがあるんだけど、そのタレもまた絶品だったことは言っておこう。
次に持ってきてもらったのが…これ!「コーギ」である。
どん!と二つ出てきたよ。これで一人前みたい。(ご飯は別皿で頼んだよ。)
これは…。食べたかったやつや!
上に添えられたパクチーも食欲をそそるね!
そっとスプーンで持ち上げてみたところ。
こんなにしっかりした形をしているのに、驚くほど柔らかい。
豚足ってガブってかぶりついてもぐもぐしても、なかなか噛みきれないイメージがあるんだけれど、その豚足が…ここでは、トロトロである!
スプーンで軽く押さえつけるだけで、スルスルっとお肉が剥がれていくのである。
どんだけ煮込んだら、こんなに柔らかくなるんだろう!?
ほんとうに「絶品」としか表現のしようがない、そんな一品に出会えたお店だった!
お店の場所と地図
店名: チャルーンセーンシーロム(ขาหมูเจริญแสง สีลม)
営業時間:毎日営業 08:00〜13:30
BTSサパーンタークシン駅より徒歩約十分。BTSスラサック駅からだと徒歩15分ぐらい。
歩くとけっこう遠いので、バイクタクシー等を利用することをオススメする。
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