がっつりイサーン料理!『クンチェーナンプラー』をはじめ、いろいろな料理を食べてきた!

กุ้งแช่น้ำปลา クンチェーナンプラー
生エビのナンプラー漬け

「BTSの駅を降りてすぐのところにあるイサーン料理が美味しいらしい。」
そんな噂を聞きつけて、やってきたのがこのお店。


BTSのスラサック駅から歩いて150メートルくらい?のところにある「ラープウボン・コントラカン」というお店だ。

バンコク(及び)バンコク近郊のイサーン料理屋さんを見ていると、「ウボン」とか「ヤソトーン」とかいう名前が付いたお店がなんだか多いことに気がついた。イサーン料理ってウボンとかヤソトーン県が本場っていうイメージでもあるのかな?それともイサーン地方から人が大量に出稼ぎに来ていた時代の名残りなんだろうか。

似たような名前のお店がいっぱいあるので、お店に行きたい場合はグーグルマップでよく確認したほうがいいと思う。

お店は四つ辻の角にあって、入り口は狭いけれど店内はかなり広い。そのギャップに驚いた。

店内はちょっと雑然としているけれど、トタン屋根イサーン料理屋としては綺麗なほうかもね。
このお店で、久しぶりに「ビールガール」を見た。ビールガールというのはビール会社から派遣されて来ているパッツンパッツンの服を着たコンパニオンのことで、注文するとビールを注いでくれるのだ。

…まあ、お酒を飲まない自分にとっては、あんまり関係がない存在だけれどもねえ。


メニューはこんな感じ。目ぼしいものは一通りそろっている感じ。

とりあえず、気になるお料理を何点かピックアップし、注文してみることにしたよ。

プラーニンパオクルア ปลานิลเผาเกลือ ティラピアの塩焼き

ちょっと大きいお店だと、店の前でくるくる回りながら焼かれているのをよく見かけるね。
このお店も、当然のようにメニューにあったので注文してみた。

パクッと食べると…。身がフワッフワ!どうやって焼いたらこんなになるのか不思議なくらい。もちろん火もちゃんと通っていて臭みもない。
シーフードのタレとチムジェーウに近い醤油辛いタレ、2種類で食べる。野菜は生ではなくて、茹で野菜。魚の身自体が非常に柔らかいので茹でられて柔らかくなった白菜と一緒に食べると…ちょうどいい食感!魚の味が隠れない。

表面についている塩の加減ちょうど良くて美味しかった〜。(^^

ソムタムカオポート+カイケム+プラークローブ
ส้มตำข้าวโพดไข่เค็มปลากรอบ

「ソムタム」と言ってもパパイヤは全く使っていない、変化球なヤツ。「カオポート」というのはトウモロコシのことだね。「プラークローブ」は魚を揚げてクリスピーなポリポリ食感にしたものだけれども、みりん干しみたいな甘辛い味がついている。

トウモロコシの甘みにカイケムの塩っけとプラークローブの旨味が加わって、複雑なハーモニー。塩+甘+旨の塩梅が上手く、絶妙なハーモニー。

カオポートとカイケムが柔らかいので、そこにプラークローブのぽりぽりが加わると食感もちょうどいい感じに。いやあよく計算されているなあ〜。

パークペットトート ปากเป็ดทอด アヒルのクチバシ揚げ

久しぶりに食べたな〜、これ。以前紹介したのは、2013年の10月だった。アヒル食に慣れていない日本人からしたら、クチバシが食べ物になるっていうのは考えつきもしないんじゃないだろうか。

どう考えてもアヒル一匹からのクチバシは一つしか取れないので、貴重な食材なんじゃないかな〜と思うけど、ちょっと大きめのイサーン料理屋だと扱っているお店は意外と多い。


どういう構造なのかはよくわからないけれど…。どうやらこれはクチバシを縦半分に割った状態らしい。パリパリしていて美味しい。

「クチバシ周辺のお肉を食べるものだ」と聞いたことがあるけれど、いつもよく焼けてカリカリになった嘴の先端部分もガリガリ食べてしまう。もちろんお肉の部分も美味しかった。


そしてこれが…何気にこのブログで紹介したことがないような気がする「クンチェーナンプラー」だ!
タイ料理としては比較的定番なヤツだよね?

「クン」は海老、「チェー」は浸す、「ナンプラー」はナンプラー、ということで直訳すると「エビのナンプラー漬け」だ。生のエビさんを使うのが定番。海産物を生で食べるタイ料理って、クンチェーナンプラー以外には案外無い気がする。
(生牡蠣なんかも食べるけどねえ。)

がっつりニンニクがのっているけれど、タイのニンニクは意外と刺激が強くないのでパクっと食べても大丈夫。(日本のニンニクだとかなりの刺激でお腹が痛くなる)

味付け自体は意外にもあっさりめだったけど、生ニンニクの刺激はタイ料理そのもの。エビ自体がとっても新鮮でプリプリしていて美味しかった。素材本来の味を楽しめる感じに仕上がっていたよ。

うーん、ここの料理はどれもザックリしているように見えて、結構計算されたレベルの高い美味しさだった…。プラーニンのお肉のフワフワや、ソムタムポートのハーモニー、かと思えばクンチェーナムプラーはエビの味がしっかり引き出されていて…どれも美味かった!

スラサック駅から近いっていうのもいいよね。不思議と日本人の姿は見なかったけれど、仕事終わりなんかにはぴったりの食事処なんじゃないかなあ。また来たいと思った。

お店の場所と地図

店名  : ラープウボン・コントラカン(ลาบอุบล คนตระการ)
営業時間: 毎日営業 16:00 – 03:00
行き方 : BTSスラサック駅下車。2番出口を出て、サヤームとは反対の方向に歩き出す。スラサック駅から150mほど先にある。徒歩2分。

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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