หอยหวานลวก ホーイワーンルワック
茹でたツブ貝(ゾウゲバイ)
食わず嫌いって言葉がある。要は実際には食べたことないのに、見た目だけで判断して不味そうだから食べないってことだ。かく言う僕も食わず嫌いなものが多かった。
日本にいると、流石に食わず嫌いなものはどんどん減ってくるけれど、海外にいるとやっぱりなんとなく敬遠してしまうものってあるよね。
写真のこの貝。タイ語では一般的に「ホーイワーン」と言う。「甘い貝」て意味だね。和名は「ゾウゲバイ」。バイ貝っていう貝の一種ということらしい。もっとざっくりと、つぶつぶしてるから「ツブ貝」って言うこともあるよね。
ともかく、なんとな〜くこの貝、食べたことなかった。いや、なんかちょっと…ドラクエで船をゲットしたら一番初めに会うモンスターっぽくない?
中をくりっとくり抜くと、こんな感じ。パクッと食べると…。う、うまい!!!
なんでしょう、例えばアワビとかって新鮮なのを生で食べるとゴリゴリって食感だけど、これは噛みしめると程よく抵抗があり、かつ心地よく噛み切れる。個人的には食感が抜群にいいと感じた!
そんなわけで、ホーイワーンブーム到来!? しばらくメニューに見つけるとすかさず注文して食べていた。
貝殻つきのもいいけど、オススメは剥き身のものかな。綺麗に貝の身の部分だけ取ってあるので、雑味がなくてより美味しく感じる。剥き身のものの方が肉厚に感じた。
ちなみに、「ホーイワーン」という名前は注意が必要。少なくともバンコク近郊ではこの名前で通じるけど、プーケットあたりのタイ南部では「ホーイワーン」と言えばアサリ、もしくはハマグリのことも指す様子。レストランに行った時は注意が必要やね!
ちなみに、一般的にはアサリのことをタイ語で「ホーイラーイ(หอยลาย)」と呼ぶ。でも、本当は日本のアサリとは別の種類。
アサリは学名がRuditapes philippinarumで、マルスダレガイ科アサリ属の二枚貝だけど、タイのホーイラーイは学名がPaphia undulataで、マルスダレガイ科マルスダレガイ属の二枚貝。和名は「イヨスダレ」だ。 どおりでなんか日本のアサリと比べて微妙に細長いな〜と思った!
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