バンコクで、ラオスのオリジナルソムタム『ソムタム・ルアンパバーン 』を食べるには!?

ตำหลวงพระบาง タム ルアンパバーン 
ラオスのルアンパバーン風ソムタム

バンコクはありとあらゆる料理が食べられる街だけど、それでもやっぱり地方の名物料理となると探すのは難しい。

それは例えば、東京で「焼きそば」を探すのは簡単だけど、「富士宮やきそば」「日出焼きそば」を探すのは難しいのと同様だ。コラート名物の麺料理「パットミーコラート」とか、チェンコーン県の名物「カオソーイ・シップソンパンナー」など、バンコクで食べようとしてもメニューに載せているお店はあまり多くないだろう。タイの地方料理でさえそうなのだから、ラオスのルアンパバーンの地方料理なんて、バンコクで食べるのはほぼ不可能だと思っていた。

ラオス・ルアンパバーンの名物といえば、「タマフーン」。「タマフーン」自体はタイの東北部で食べられている「ソムタム・イサーン」とだいたい同じものだけど、ルアンパバーンのソムタムには大きな特徴があるという。違いは青パパイヤの切り方で、ルアンパバーンのソムタムは他の地方のものよりもずっと「幅広」に切られている。「きし麺」スタイルの青パパイヤソムタムが主流なんだとか。

まあ、切り口が違うだけと言えばそれまでで、地味な話題ではあるんだけど…気になる!ということでバンコクでも「ソムタム・ルアンパバーン」が食べらるお店を探しまくっていたところ…。あった!ありました!

シーロムのソムタム専門レストラン「バーンソムタム」に、このルアンパバーン風ソムタムがあることを発見。気になったので食べに行って来たのだった。


到着!おお!おしゃれな界隈に、おしゃれな建物。近くには高級スパなんかもあって、裕福そうな方々が歩いているエリアだ。街かどの食べ物にこだわる本ブログでは、あんまり取り上げないタイプのお店と言えなくもない。


お店の名前は、「バーンソムタム」。イサーン料理をおしゃれに食べさせてくれる、最近話題のお店だ。


店内はこんな感じ。一角には、やっぱり青パパイヤをポクポクしてくれるお姉さんたちがスタンバっていた。
しかしながら、田舎感ゼロの洗練された美しい空間!いやあなんか席に座っているだけで癒されそうな感じ。

このお店、「バーンソムタム」はソムタム専門店というだけあって、やたらソムタムのレパートリーが多いのが特徴だ。
お店のホームページを見てみると、ソムタムのレパートリーだけで30種類!

英語で見てもピンとこない人のために、ソムタムのレパートリー(2019年現在)を書き記してみたよ。

ตำมั่ว          タムムア  おまかせソムタム(具材をお任せで詰め込んだソムタム の意) 75バーツ
ตําซั่ว          タムスア  カノムチン入りソムタム(タムムアとほぼ同じだけどカノムチンの主張が強い) 75バーツ
ตำแตง          タムテーン キュウリのソムタム 75バーツ
ตำถั่วฝักยาว   タムトゥアファックヤーウ さざげのソムタム 75バーツ
ตำปูปลาร้า     タムプープララー 沢エビとプララー(くさや汁みたいな魚で作った調味料)のソムタム 75バーツ
ตําปูหมูยอ      タムプームーヨー サワガニとベトナム風ソーセージのソムタム 80バーツ
ตำปู             タムプー サワガニ入りソムタム 75バーツ
ตำแคปหมู      タムケープムー ケープムー(豚の皮を揚げてカリカリにしたもの)入りソムタム 75バーツ
ตําปูม้า          タムプーマー ワタリガニ入りソムタム 135バーツ
ตําทะเล            タムタレー 海鮮ソムタム 150バーツ
ตํากุ้งสด / ลวก   タムクンソッド/ルワック 生/湯搔きエビ入りソムタム 130バーツ
ตําหอยนางรม  タムホーイナーンロム 生牡蠣入りソムタム 75バーツ
ตำหอยดอง     タムホーイドーン 貝の漬物入りソムタム 75バーツ
ตำมะพร้าวอ่อน タムマプラオオーン 若ココナッツ(の果肉)入りソムタム 130バーツ
ตำไทย           タムタイ バンコク風ソムタム(いわゆるフツーのソムタム) 80バーツ
ตำไทยปู         タムタイプー バンコク風ソムタム(タムタイ)にサワガニを入れたもの 80バーツ
ตำไข่เค็ม        タムカイケム 塩漬け卵入りソムタム 85バーツ
ตำคอหมูย่าง    タムコームーヤーン 豚のど肉の炙り焼き入りソムタム 90バーツ
ตำแครอท        タムキャロット  にんじんのソムタム 75バーツ
ตำมะม่วง         タムマムアン   青マンゴーのソムタム 70バーツ
ตำแอปเปิ้ล       タムアップン   リンゴのソムタム 80バーツ
ตำผลไม้          タムポンラマーイ ミックス果物のソムタム 80バーツ
ตำข้าวโพด       タムカオポート  トウモロコシのソムタム 85バーツ
ตำยอดมะพร้าว  タムヨートマプラオ ココナッツの芽のソムタム 85バーツ
ตําหลวงพระบาง  タムルアンパバーン  ルアンパバーン風ソムタム 75バーツ
ตำส้มโอ           タムソムオー  ざぼんのソムタム 100バーツ
ส้มตําทอด         ソムタムトート  フライドソムタム 85バーツ
ยําปูจืด             ヤムプージュート 塩漬けサワガニのヤム 105バーツ
ยําปูม้า             ヤムプーマー   ワタリガニのヤム 200バーツ

詳しくはお店のホームページを見てみてね。

で、肝心のお料理を早速注文。「ソムタムルアンパバーン」を頼むのは決めていたんだけど、このお店まで来てソムタム1品で終わるわけにもいかないので、その他にも何種類か料理を注文してみた。


しばらく待っていると、スッとこのような置物が。
なんか小洒落た観葉植物?と思ったら無料で付いてくる生野菜の盛り合わせだった。
生野菜をこんなオシャレに盛り付けるお店、初めて見た!
っていうか日本でもここまで生野菜の盛り付けにセンスあるお店って無いよな〜。


そして、いよいよお料理が運び込まれて来たところで、写真をパチリ。
最近はインスタ映え狙いで、このような写真ばっかり撮っている。笑

ソタムホーイナンロム 生牡蠣入りソムタム

牡蠣好きの友人と一緒に行ったので、生牡蠣入りのソムタムも頼んでみた。生牡蠣は当然新鮮で、つるんと喉元に吸い込まれてゆく。臭みはない。

新鮮な牡蠣を使っているからこその美味しさだね〜!!

ラープムー

ソムタムばっかりというのもどうかと思ったので、ラープムーも頼んでみた。

盛り付けがなんかオシャレ。当然美味しい。

ソムタムルアンパバーン

そして、本日のメインがこちら。「ソムタムルアンパバーン 」や! おお!期待通り青パパイヤが「きしめん」みたいになっている!

味はそんなに変わらないだろうと思っていたけれど、ケープムー(豚皮の素揚げ)が一緒についてくるのね。こういう取り合わせはちょっと珍しいような気がする。


パクッとひとくち。切り口が違うだけとは言え、食感が変わると新鮮に感じるね。
ペラペラッっとした青パパイヤの食感に、カリカリっとしたケープムーの食感が加わるのも面白い。

まさに都会の洗練された雰囲気の中で食べる、地方料理というのも悪くないなあ。

次回は是非、本場ルアンパバーンまで行って、幅広ソムタムを食べてみたいな!

お店の場所と地図

店名  : バーンソムタム(บ้านส้มตํา) サートーン支店
営業時間: 11:00 – 22:00 毎日営業
行き方 : BTSスラサック駅 3番出口を下車後、サートーン通りをチョンノンシー駅方面に向かって歩く。
プラムアン通りを左に曲がり、次のシーウィエン通りも左に曲がるとお店が見えてくる。

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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