歴史を感じるお店で食べた刺激的な料理『ヌアプラトゥアン』

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เนื้อประเทือง ヌアプラトゥアン
牛肉の辛酸サラダ
前回タイに行った時見つけたメニュー。「ヌアプラトゥアン」。
ちょっと珍しい料理で、食べられるお店はバンコクでもおそらく一箇所だけ。
なので普段よりちょっと行き方を詳しく説明してみたよ。

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チャオプラヤ・エクスボートに乗って、ターチャン(ท่าช้าง)船着場で下船。
舟着場を出て、てくてく真っ直ぐ歩く。そうすると、タイの代表的観光地、ワットプラケオの近くに出る。

王宮の向かい側手前。歴史的価値のある古い建物が並んでいる界隈があるんだけど、その一角に…。

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ちょっと見過ごしてしまいそうな、古めかしいお店が。このお店、「ミンリー(鳴利มิ่งหลี)」という名前。
おじいちゃんとおばあちゃんが細々とやっている感じのお店なんだけど、この界隈ではあしげく通う常連客も多いお店なんだとか。
ちょっとお昼も過ぎていたからか、お客さんは自分一人。急に外国人の客が物珍しそうに入ってきたのに、「なんにする?」とおばあちゃんの対応は極めてナチュラル。(^^ ここの看板メニューを頂いた。

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これがその看板メニュー。名前を「ヌアプラトゥアン」という。盛り付けが実に綺麗で、芸術的だ。
なんでもこのメニュー、お店の常連だったこの界隈の大学の芸術学部の元学生、ประเทือง ธรรมรักษ์(プラトゥアン タムラック)が酔っ払って店を訪ねて来た時に、酔いが醒めるように!と肉にヤムのソースをかけ、より辛くして食べたのが始まりらしい。 ちなみにประเทือง ธรรมรักษ์は彫刻や絵画で業績を残していて、ラーマ5世の肖像画やプッタタート僧(พุทธทาสภิกขุ スラーターニーにあるスワンモーク・パララームという修行センターを作った方)の肖像画などを描いた人なんだって。
そんなことも来訪時はつゆ知らず…。注文したら「ごはんいる?」とおばあちゃんが聞いてきたのでとりあえず白ご飯も注文した。もうひとつ麺料理も頼んでいたのになんでわざわざ聞いてきたのかな〜と思ったら。。。 パクッと一口。めっちゃ辛い!! あっという間にご飯はなくなった。笑 タイ料理もずいぶん食べ慣れて、ちょっとやそっとじゃ辛い!って身悶えすることもなくなったのだけれども、この料理はかなり強烈だったね。
写真をよくみたら、真ん中に緑の刻んだネギみたいなのがかかってるように見えると思うけど、これネギはちょろっとだけで、後はほとんど全部プリックキーヌ(タイで一番辛い唐辛子)!その上にかかっている白いものは、生のニンニク! 辛くないわけがない。(^^

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お肉は柔らかく、おいしかった。普通のヤムより辛さと酸っぱさが強めで、甘さは控えめ。
個人的にはこの味付けは好きだな〜。(辛すぎだけど。)
確かに、酔っ払ってたら目が覚めそうだよね〜。
今回参考にしたサイト:
“มิ่งหลี” หน้าพระลาน ร้านระดับตำนาน กับเมนูชวนอร่อย ““ผัดหมี่กรอบ-เนื้อประเทือง-ต้มยำขาหมู”

本文及びコメント欄を参照
Wikipedia「プッタタート」(日本語)
2016年3月25日観覧

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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