屋台で売ってる謎のボール?実は激ウマ!『ネームクルック』

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แหนมคลุก ネームクルック
イサーンソーセージとクリスピーライスの混ぜ料理
屋台でたまに見かける、こんな↓ボール?みたいなやつ。

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おにぎり?ボール?大きめのだんご?
初見の人なら謎すぎて「これください!」とは絶対ならないと思うんだけど、
実はこれ、「ネーム・クルック」と言う料理に必要不可欠な食材なのだ。
ボールの正体はカオトート(ข้าวทอด)と言って、ご飯とレッドカレーペースト、それからタクライ(ตะไคร้ レモングラス)やカー(ข่าなんきょう)、ガティアム(กระเทียม にんにく)などを入れて、まるーい団子状にして揚げたもの。これとネームを合わせてヤムを作る。それが「ネーム・クルック」という料理。
「ネーム」というのはイサーン地方の発酵ソーセージのこと。酸味が効いたソーセージはそのまま喰ってもウマイ。
それをほぐして、いろんな食材と一緒に混ぜ混ぜ(=クルック)して料理を作るのだ。
この料理って、一番ポピュラーな料理の呼び名は「ヤム・ネーム」だけど、ネームより上の写真のライスボールの方が見た目インパクトあるので、ライスボールのほうがむしろ料理の主役って感じがするなあ。 主役を喰った演技派脇役って感じ??

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ネーム・クルックに入る食材は、ライスボールだけじゃない。ホームデーン(หอมแดง エシャロットに似た小さい赤玉ねぎ)、トンホーム(ต้นหอม ねぎ)、それに写真にはないけど豚皮千切りを入れるのが超定番。カリカリ、プニュプニュ、いろんな食感が楽しめるってわけやね。

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注文したら、おばちゃんが材料をよそって、手作りしてくれる。「辛いのでいい?」と聞かれるので当然だいじょうぶ!と返事。 笑
ラープと同様にネームとその他材料をボールに取り分けて混ぜ混ぜし、最後に味の決め手!カオトートを潰して入れてまた混ぜ混ぜ。できたら上にプリックヘーンやトゥアリソンをふりかけて一丁上がり!

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カメラを向けていたためか、完全にいちげんさん扱いされたっけ。笑 しかしその分説明は丁寧で、「葉っぱに包んで食べると美味しいのよ!」と言うことだったので、言われるとおり葉っぱに包んで口に運ぶ。
ううーんから酸っぱウマい!!
僕自身はお酒飲まないけど、たぶんビールのお供に最適の味だと思う!!
ข้าวทอดแหนมสด (ยำแหนมสดข้าวทอด)
作り方動画はこちら♪

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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