ยำโดเรมอน ヤム・ドラえもん
ドラえもん風?ヤムサラダ
地下鉄が延伸され、サムヨート駅ができたことでヤワラートへのアクセスが俄然便利になったタイランド。
ヤワラートって、個人的にはこれまでは延々と歩くのが嫌であんまり足が向かなかったんだけれど、ちょっとインフラが整っただけで町歩きしたくなってくるんだから不思議なものだ。
ヤワラート界隈は再開発もどんどん進んでいるけれど、昔からあまり変わらない場所もまだまだたくさんある。ハン橋という橋の近くに、昔ながらの細々した商店が軒を連ねているエリアがあった。
最近は真新しい建物やおしゃれなカフェも増えたけど、こういう小さいお店がたくさん連なっているところがヤワラートって感じするよね。
コレって買う人いるの?と感じずにはいられない商品を大量に売っていたり、使い道不明な乾物が山積みになっていたり。この辺りもそんな感じのお店が続く。
なかなか雰囲気がいいよねえ。
写真で切り取った、カラフルな街の一角。花屋さん?八百屋さん?どっちなんだろう。
店じまいを始めているお店もある中、日陰の商店街で陳列されている花や野菜や果物は、まだまだ瑞々しい輝きを見せていた。
そんな中、僕たちが目指したのは「ヤム・ドレーモン」というお店。
「ドレーモン」というのは「ドラえもん」のタイ語風発音やね。「ヤム」はもちろん、ヤムウンセンの「ヤム」。
では「ヤムドラえもん」というのは、一体どういうものなのか?
到着!けっこう歩いたつもりだったのに、全然辿り着かないので不安になった頃、この看板が見えてきた。
たしかにデカデカと「ヤム・ドラえもん」の屋号!
そして最近の世知辛さを忘れろとでも言わんばかりのどこまでも著作権グレーな看板!
これは…気になる!笑
お店はこぢんまりとしているけれど、きちんと従業員らしき人もいて、そこそこ客さんも入っている。「地元民に親しまれた町食堂」といったところだろうか。
テーブルのマットは全てドラえもんで統一!いやー外せませんよねそこは。
なんだか、時間が止まったかのようなお店の佇まい。
日本がまだタイ人から見て憧れの国だった、そんな時代の片鱗を感じさせる気が…しないでもない。
当然の如く地元の日本人向け情報誌でも何度か取り上げられているようだけど、記事はどれもちょっと古そうな感じ。
最近のSNSにはあんまり出てこないけれど、一時期は日本人の間でも話題を集めていたんだろうね。
このお店のメニューの元ネタであるアニメは、どちらも昭和に親しまれ、タイでも人気を博したキャラクター達だ。
ちょっと写真がぼけちゃったけど、お店のメニューも撮っておいたよ。
「懐かしアニメ系メニュー」は、『ヤム・ドレーモン(ドラえもん)』『ヤム・イッキュウサン(一休さん)』『ヤムハートリー(忍者ハットリくん)』の3種類。
メニューには、それぞれのヤムがどんなものかも書いてある。
『ヤム・ドレーモン』はいわゆる「ヤムルアンミット(全部入りヤム)」のことで、
『ヤム・イッキュウサン』は「白きくらげのヤム」、
『ヤム・ハートリー』は「ココナッツの新芽のヤム」とのこと。
尚、『ヤム・ドレーモン』と『ヤム・イッキュウサン』にもココナッツの新芽を入れることができ、ココナッツの新芽を入れても値段は変わらない。
ココナッツの新芽大盤振る舞いやな!
とりあえず、看板メニューの『ヤム・ドレーモン』を頼んでみたよ。
じゃん!出てきたのはこれ。フツーにココナッツの新芽も乗ってきた。「全部入り」の中身は、春雨と海老とパッカチェー(ミズオジギソウ)だね。
パクッと食べると…ふつうに美味しいヤム!
辛さも味わいも、比較的あっさりめだったような印象があるけど、どうだろうか。
このお店のヤム料理の特徴的な点は、やはり「ココナッツの新芽」だと思う。こんなにヤムにココナッツの新芽をドカっと使っているお店ってあんまり
記憶にないなあ。その特徴が、何故か「ドラえもん」という名前になっちゃったところが面白いよね。
一皿だけだと寂しいので、『ヤム・ハートリー』も頼んでみた。
ぱっと見はドラえもんほうとあまり変わらないけれど…
春雨とパッカチェーと海老が入ってなくて、代わりにココナッツの新芽がどっさり。それとイカとネギ。ヤムの味付け自体は全く同じだった。
うーん、ココナッツの新芽はどの皿にも入ってくるんだから、イッキュウサンを頼むべきだったかなあ?ココナッツの新芽を十二分に堪能できたから、まあ良しとしよう。
昭和の雰囲気をタイで味わいたいのなら、お勧めのお店だった!
お店の場所と地図
店名:ヤム・ドレーモン(ยำโดเรมอน)
営業時間:9:00-16:00 (毎日営業)
地下鉄MRTサムヨート駅下車後、チャクラペット通りを歩いてスターバックスの近くまで行く。交差点でスターバックスがある方角とは反対方向に進み、橋を渡ると小さいアーケードの入り口がある。
アーケードの中に入って5分ほど進む。(詳細はGoogle Mapをご確認ください。)
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