再訪必至!客家料理店レムトン ポーチャナーの看板料理『パッタオフーカオマーク』を食す


ผัดเต้าหู้ข้าวหมาก パッタオフーカオマーク
豆腐の紅麹炒め

(前回までのあらすじ)
ヤワラートの一角にある客家料理店「レムトン・ポーチャナー」。1階は普通のタイ料理屋だけれども、2階の階段を上がってみると、そこはまさかのレトロな食堂。客は誰一人いなかったので「大丈夫かな?と思いつつ注文してみたら、出てくる料理はどれも超絶ハイクオリティーなのだった!
前回の記事を読みたい方はこちら。

前回紹介した「フォーンタオフートート」も絶品だったけど、実はこのお店の看板メニューを、まだ紹介していなかったのだ。


雰囲気はいいけれど、程よく萎びた感じのする店内。置いてあるものはどれも古いけど、しっかり掃除されていて清潔感はある。
街の喧騒とは対照的な、居心地の良い空間だった。


客家料理っぽいものばかり注文すると口も飽きちゃうと言うことで、注文してみたのが「ガイトートシーユー(ไก่ทอดซีอิ๊ว)」。
文字通り、黒醤油で下味をつけた鶏肉を素揚げしたものだね。見た目通り、期待通りの味わいで満足。

次に食べたのが…「バミーヘーン ルークチン ケ(บะหมี่แห้ง ลูกชิ้นแคะ)」
ルークチンケは「客家風ルークチン」という意味。タイの街角の麺料理屋でも、「ルークチン ケ」を売りにするお店に時々出会うことがある。普通のルークチンと違って、食材として豆腐が使われているのが特徴だ。

ごろっとしていて、食べ応えがある!下に敷かれたバミーも、細くてペラペラした即席麺にも似たタイプの麺ではなくなく、太くてしっかりした食感の福建麺に似たものだった。


そして…。このお店のシグネーチャーメニューがこれだ!!「パッタオフーカオマーク(ผัดเต้าหู้ข้าวหมาก)」。
「豆腐つみれの紅麹炒め」と言う意味やね。タイにおける客家料理の2大特徴である「豆腐をつかったつみれ」と、「紅麹を使った味付け」。その両方が味わえる注文必至のメニューだ。

赤い汁はなんとなく「イェンタフォー」の味を想像しちゃうかもしれないけれど、あれとは全然違う。酸味はなく、少々甘みの立った中華風スープに紅麹の風味が加わった感じ。とろみはついているけれど、日本の麻婆豆腐なんかよりももっとずっとさらさらしている。


スプーンでつみれひとつぶを掬ってみた。ぱくりと食べると…。うーん旨し!!!!豆腐は水気が少なく、日本の揚げ出し豆腐にちょっとだけ似ているかも。あんなにさくさくはしていないけど。味の要は、やはり紅麹やね。なんとも言えない風味を醸し出している。

ここのお料理はほんとうにどれも美味しかった!
味は普通のタイ料理より、やや濃いめかな?美味しくて思いの外たくさん食べてしまったた…。しかし、お料理は一品80バーツ前後で、めちゃリーズナブル!ホテルとかで食べるよりもずっと美味しいのにこの値段なのか…。なんだか申し訳ない気分になってしまった。


ちなみに、僕たちはいきなり2階からお店にお邪魔したけれど、実は1階も飲食店になっている。
でもこちらはごく普通のタイ料理屋。客家料理のメニューが欲しければ、頼めば持って来てもらえる。

でも、やはりゆっくり食事するなら2階のテーブルレトロな空間が絶対おすすめだよな〜〜!!
ここへ食べにいく人は、お店の人に頼んでみよう!!

お店の場所と地図

店名: レムトンポーチャナー(แหลมทอง โภชนา)
営業時間:毎日 10:00 – 19:00
国鉄ホアランポーン駅から歩いていくのが無難。googlemap等見ながら行ったほうがいい。記事ではいきなり2階から入っているけれど、1階もお店をやっていてそこでも注文できる。ただし1階はタイ料理がメイン。客家料理が食べたい場合はお店の人にメニューを持って来てもらおう。この時は運良く2階の入り口が開いていたけれど、閉まっていることもある。2階で食べたい人はまず1階の店員さんに尋ねてみたほうがいいかも。

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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