唸る旨さ!知る人ぞ知る客家料理店 レムトン ポーチャナー の『フォーンタウフートート』


ฟองเต้าหู้ทอด フォーンタオフートート
湯葉の包み揚げ

いろんなお店でご飯を食べて、「美味しい」と思えることは多々あるが、それが「衝撃!」だったり、「まさか!」だったり、強いインパクトを残す店っていうのは…あんまりないんじゃないかと思う。

ヤワラートの一角にある「レムトン・ポーチャナー」は、その衝撃を与えてくれた自分にとってかなりインパクトがあるお店だった。


辺りは飲食店も多く、細い路地が並ぶ場所。
そのお店とお店の間に、何気無い階段があった。知らなければ確実に素通りしてしまうこと間違いなし。

その階段を上っていくと…。まさにそこはプライベートスペース。

階段を半分上って、不安になった。お店の看板らしきものが何も無いのはもちろん、レストランやってるよ!という雰囲気も皆無なのだ。

まちがって民家に来ちゃったかな?

よーく見ると、中二階の小さい扉の先に、薄暗いけど中華テーブルがいくつか並んでいるのが見えた。
意を決して扉を開けてみると…。


「!?いらっしゃいませ〜!!」
店番の子供が飛び跳ねた。明らかにお客さんが入って来るとは思っていなかった様子。

「今お店やってますか?」
と聞いてみたところ、やっているといいうこと。なので席に座る。給仕のお姉さんがやって来た。


お店の雰囲気はこんな感じ。なかなか雰囲気はいいけど、垢抜けない。
アンティークというよりはずーっと昔から使っていたものがそのまんま残っている感じ。

当然お客さんは僕たちだけなので、メニュー表をもらって注文して、しばらく待つ。
すると出て来たのは…。

驚くべき、超絶クオリティーのお料理たちだった!!


パットパッカーホームカオマーク ผัดผักกาดหอมข้าวหมาก
紅麹とレタスの炒め物

このお店は、バンコクでも数少ない客家料理のお店。いわゆるタイ中華の多くは「潮州料理」から来ているものが多いけど、同年代にたくさんやって来た華僑のなかには客家出身の人もいた。その人たちの食文化が、僅かではあるけれどタイで今も受け継がれているというわけ。

客家料理の特徴はどうやら味付けに紅麹を使うことらしく、どの料理にも紅麹がたくさん使われていた。

このレタスの炒め物も…パクッと一口食べると、口の中に紅麹の香りがふわっと広がり…たまらない!!

そして次に出て来たのが…。 フォーンタオフートート(ฟองเต้าหู้ทอด)。まあ、簡単に言えば「湯葉の揚げたん」やね。
見るからにパリパリで、美味しそうな奴がキタ!!!

パリパリの中身は豚肉なのかな?やはりここにもうっすらと、紅麹の風味。

香りよく、油っこさは全く感じない。一皿注文して、思わずお代わりを注文するかどうか悩んでしまった。ずーっとこればっかり食べて残りの人生過ごしていきたい!
と思える味だった。

うーん、この記事だけで超お気に入りの「レムトンポーチャナー」のお料理の紹介をやめてしまうのはもったいない!!!!

と言う訳で、まさかの前後編!!次回の記事に続くのでした。。。

お店の場所と地図

店名: レムトンポーチャナー(แหลมทอง โภชนา)
営業時間:毎日 10:00 – 19:00
国鉄ホアランポーン駅から歩いていくのが無難。googlemap等見ながら行ったほうがいい。記事ではいきなり2階から入っているけれど、1階もお店をやっていてそこでも注文できる。ただし1階はタイ料理がメイン。客家料理が食べたい場合はお店の人にメニューを持って来てもらおう。この時は運良く2階の入り口が開いていたけれど、閉まっていることもある。2階で食べたい人はまず1階の店員さんに尋ねてみたほうがいいかも。

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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