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記事内で使用した写真は全てコロナ蔓延前に撮影したものです。)
日本でタイ料理と言えば「辛い料理」っていうイメージが強い。
ほんとうは辛くない料理もいっぱいあるんだけれど、日本のタイ料理屋のメニューにある「辛くないタイ料理」といえばカオマンガイぐらいなんじゃないだろうか。
そんな認識だったのだけれども、メニューに「ジョーク(タイ風雑炊)」を置いている店がある様なので、気になって行ってきたよ。
到着!鞍馬口通りは自分の実家からだとかなり遠いけど、友人の実家からは程近かった。以前は「上海航路」という中華料理屋さんだったらしい。
古いお店を上手にアレンジして、ちょっと小洒落た店構えにリノベーションしたかんじ。不思議な雰囲気が漂っているね。
おみせの外壁にはこの様な注釈も描かれていた。「民藝とタイ料理」という店の名前からも分かるとおり、このお店は半分は民藝品屋さん。そして半分はタイ料理屋さん。
どういうものが「民藝品」って呼ばれるのか今までよくわかってなかったけれど、クマの置き物とかじゃなくて職人の手から生み出された日常の生活道具を指すらしい。
そんなわけで、お店の中にはお皿やお碗がずらり。主に取り扱っているのは小鹿田焼(おんた焼き)のようだった。大分県から帰省して実家戻ってから、大分県の民芸品が揃うお店に行くというこの状況。謎すぎるなあ。笑
飲食のスペースはバーカウンターのみ。カウンターの上にずらりと並ぶボトルたちが、タイ料理に対するこだわりも感じさせてくれるね。
チャートラムー(タイの紅茶)をしっかり置いているお店って意外と少ないよね。
お店のメニューはこんな感じ。全ての料理名は日本語で書かれていてタイ語のカタカナ表記は無し。
カタカナ表記がないと何の料理か逆にピンと来なかったりもするんだけれど… 事前にお店のHPを参照していたので見当がついた。
「豚肉のレモン和え」はムーマナオのことで、「豚挽肉の香草和え」はラープムーのことなのね。
インスタント麺のサラダ(ヤムマーマー)と豚挽肉の香草和え(ラープムー)を注文してみた。
ドリンクを注文して乾杯。お酒は飲めないのでここは迷うことなくチャートラムーのアイスティーで。
飲んでみると…うん、タイの味だね。現地で飲むほうがもう少し甘い気がした。
注文して、やってきたヤムマーマーがこちら。うんうん、辛味も酸味もタイっぽいいいバランス。
ラープムーは小鹿田焼のお皿に乗ってやってきた。豚肉のミンチはもう少し粗挽きの方が好みかも。味付けはいい塩梅だった。
2品頼んだところで、一番食べたかったジョーク(メニューでは「おかゆ」となっているやつ)を注文してみたよ。
ばばん。出てきたのがこちら。確かにお粥だ。タイでは各人好みでかけるシーズニングソース(緑キャップのシーズニングソース)が、あらかじめお粥に入った状態で出てきた。ご飯の周りの黒い汁のように見えるのが、シーズニングソースね。
お粥を混ぜると、中からさらに半熟玉子が出てきた。全てを混ぜた後、別皿に盛って食べる。別皿ももちろん小鹿田焼だったよ。
きちんとバランスを考えてソースが入っているから、食べてみるとやっぱりちょうど良い味わい。お粥にナムソムサーイチュー(お酢)がついてこなかったのはちょっと残念だけれど、(タイでは入れる人もいる。)今度来るときはポケットに忍ばせて持ってこようかなあ?笑
お店の場所と地図
店名:民藝とタイ料理 コイコイ商店
営業時間:
【月、火、水】 定休日
【木】 17:00-22:00
【金、土、日】 12:00-22:00
※ 昨今の事情も踏まえ、事前にお店が開いているかどうか確認してみたほうが良さそうです。
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