บาเยีย バーイア
中東のスナック
ヤワラート通り、といえば中華街のイメージが強いけど、その近辺はパフラット通りのインド人街があったりシーク教の有名な寺院があったりと、インド、中東あたりの人も古くから住んでいるエリアだと思う。
そんな中で見かけた貴重なスナック。それが「バーイア」。
もともとは中東の料理のようで、アラビア語で「ファラフェル」(فلافل)と呼ばれるものらしい。
同じものが、エジプトでは「タアメイヤ」(طعمية)と言うようなので、タイでの呼び名はおそらくエジプトの言葉が訛ったものなのだろう。
このお菓子、ヤワラート近くのサパーンレックから歩いて5分くらいのところにあるお店が有名なんだけど、自分はバンランプーのお菓子を売っている露天でも見かけた。
バンランプーで買った時は、タイ人のおばちゃんも知らなかったらしくこれ何?と聞いていて、お店の人は「インディアンフードです。」と説明していた。
パフラット通りのインド人のおじいちゃんのお店で撮影。
作り方は簡単。ひよこ豆をふかして砕いたものと、コリアンダーシード(メットパクチー เม็ดผักชี )、クミンシード(メットイーラー เม็ดยี่หร่า)を混ぜたものをティースプーンですくって、揚げるだけ。
場合によってはネギとかも加えるみたいだけど、買いに行った時はそれ以外何も入らないシンプルなものだった。
よく売れているみたいで、大量のバーイアをわしわし作っていた。
出来上がりは、親指と人差し指で「まる」をつくった大きさよりも、ひとまわり小さいくらい。
ころころっとしている。
とりあえず割ってみると、中身は何も入っていない。シンプルに粉を溶いたものを揚げた、って感じだった。
カリッとしていて、意外と食べ応えがある。
タレが付いていたのつけて食べてみた。ソースは甘さ強めの落花生+カレーソース。でもカレーの風味はほとんど感じない。バンランプーで買った時についてきたタレは、もっとシンプルにナムチムカイだった。
うん、やっぱりタイナイズされた、甘辛い味わい。
こういう素朴な料理がなくならずにずっとあればいいのになあ。(^^
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