老舗カフェ、ヒアタイギーのオーナーがお薦めする店で爆食!『カイフーゲーンガイヘーン』

ไข่เจียวฟูแกงไก่แห้ง　カイチアウフーゲーンガイヘーン
膨らし卵焼きの鶏肉カレーソースがけ

みなさんは「スゴイジャパン」というテレビ番組をご存知だろうか。
タイで活躍する日本人俳優・佐藤ひろさんがナビゲーターを務める情報番組で、日本のさまざまな「スゴイ」場所を紹介するタイ人向けの旅行番組なんだけど、それのスピンオフでタイ国内の「スゴイ」を紹介する「スゴイタイランド」という番組もある。
「スゴイジャパン」も「スゴイタイランド」も、ユーチューブで視聴することが可能だ。先日、ユーチューブで「スゴイタイランド」を見ていたら、タイの古式カフェ「ヒアタイギー」を紹介している回があった。

「ヒアタイギー」と言えば、100年以上続くタイ古式カフェの有名店。

現在のスターバーックスから始まるコーヒーブーム以前に、（いわゆるサードウエーブのコーヒは、タイではまだ少数派）タイには中国から伝わったコーヒー文化があった。朝の時間にコーヒーショップでコーヒーを飲む常連さんが集う店がいくつかあって、その老舗の中で最も有名で、商業的にも成功しているのが「ヒアタイギー」だと思う。

このテレビを見るまで知らなかったんだけれども、「ヒアタイギー」のオーナーは現在４代目！若い！
テレビの中では「ヒアタイギー」のお店の歴史や日本人もたまに来るよ〜、みたいなことを話していたんだけれど、気になる一幕があった。

ヒアタイキーのオーナーに、「この辺で美味しいおすすめのお店がどこかありますか」と聞いて、オーナーはとても丁寧に答えてくれているのに、その後お店に行ってみたらなんと休み！うわあ！そんなんアリなのか…。

しかも番組内では後日お店を紹介することもなく終わっていた…。いや、どんなお店か気になりますやん！

仕方がないので、実際にそのお店まで行って、食べてきたよ！

到着！ええ、ちゃんと開いてますとも！！（笑）お店は前回紹介した「炭火でパンを焼くお店」のすぐ近く。お店の名前は「ソンホーム」という。「いい匂いのするオレンジ」っていう意味やね。センスいい名前！

お店は古く、こぢんこぢんまりとしていて、常連さんが多そうな感じ。店員さんもそこまでフレンドリー！！な感じではない。

看板も小さいので、何も情報がなかったらこのお店に気がついてふらっと入ってみるってことはあんまりなさそうだな。

それでもこのお店の評判がすこぶる高いのは、間違いないはず。だってヒヤタイギーのオーナーが薦めてるんんだもん。

メニューはいくつかあったけど、事前にwongnaiで写真を見て、美味しそうだ！っと思ったものを注文したよ。

まずはじめに注文したのは、「カオチューチーカイダーウムーサップ（ข้าวฉู่ฉี่ไข่ดาวหมูสับ）」細切れ豚肉のレッドカーレー炒め＋目玉焼きやね。

目玉焼きを敢えて前面にトッピングせず、下に敷いている。チューチームーサップにはふわっとコブミカンの葉が散りばめられていて、いい香り。パクッと食べて見ると、口の中にもコブミカンの香りが広がる。味付けは濃いめで、ご飯がすすむな〜。

それからもうしばらく待って、出てきたのが…これや！

「ไข่เจียวฟูแกงไก่แห้งカイチアウフーゲーン」！！このお店の看板メニューだ。

「フー」というのはヤムプラードックフーとかのフーと同じやね。「カリカリになった」みたいな意味やね。
ううーむいい香り。先ほど食べた、ご飯ものの一品と同様、コブミカンのは香りが効いている。
卵の上にカレーを乗っけただけなんだけけど、なんだか上品で、盛り付けの美的センスがいいね。卵も見るからにカリッとフワッと揚がっていて、おいしそう〜！！

角度を変えて撮ってみた。やはり卵の膨らんでカリカリになった様子が美しい(^^

パクッと食べてみた。うん！期待通りの美味しさ。コブミカンの葉の香りと、レッドカレーの香りが合間って口の中で広がる。

…よく考えたら、さっきのご飯ものの料理と、タマゴもカレーも被っちゃったな…。うーんもう少し違う系統の料理を注文すればよかった。

メニューは他にもいろいろあって、食べた料理はほんのほんの一部。うーんまた食べに来たいな〜！！

お店の場所と地図

店名：クルアソンホーム(ครัวส้มหอม)
営業時間：月-土 10：30 – 21：00 （テレビでもそうだったけど、ご飯時からずれた時間帯はお店を閉めちゃってるかも。）
プレーンプートーン通りのこのエリアは、歴史的景観が保存されていて観光地としても有名だけど結構迷いやすい。ラチャダムヌンクラーン通りにある「ロイヤルホテル」から。道なりにずーっと歩く。まっすぐ歩いて、六番目の角を左に曲がると、プレーンプートーン通りだ。曲がり角を間違えると、多分お店にたどり着くことはできないのでgooglemapなどでよく確認しながら歩いたほうがいい。左に曲がってまっすぐ行くと、道がふたつに分かれているけど、左に進んだ方が早く着く。店は小さく、全然目立たないお店。