ターティアン近くで見つけた伝統菓子『カノムブアン ボラーン』がまさかの美味しさ!


ขนมเบื้องโบราณ  カノムブアン・ボラーン
古式カノムブアン

「カノムブアン」はタイでとてもポピュラーで、街中でもよく見かけるお菓子の一つだ。カノムブアンの歴史はとても古く、最も古い記述はタイの仏典「ธรรมบทเผด็จ」の中にあるという。どうやらカノムブアンの原型となるお菓子は、ブッダの時代からあったらしい。さらにはスコータイ時代のお寺の壁画に「カノムブアンを作っている」と見られる絵があり、アユタヤ時代における「クンチャーンクンペーン」という名の民族叙事詩の中にもカノムブアンを作る記述があるという。この「クンチャーンクンペーン」の記述から、カノムブアンは陶磁器等と共にインドから伝わったということが分かるようだ。

兎に角、ブッダの時代に古代インドにあったお菓子がタイに伝わり、長い年月を重ねて現在のものに落ち着いたということらしい。初めはインドのお菓子という認識だったカノムブアンも、ラタナコーシン王朝の時代には一般に浸透し、タイのお菓子である認識に変わっていった。
(参考URL:https://sites.google.com/site/khnmbeuxngpheuxphx/prawati-khwam-pen-ma)

そんなカノムブアンも、実は現在、2種類のタイプが存在する。一つは具材の中にメレンゲやピンク色のゼリーなんかが使われていて、見た目がちょっと華やかなタイプのもので、こちらはフツーに「カノムブアン」と呼ばれている。現在はこのタイプのカノムブアンが主流で、街の中で見かけることも多い。それとは別に、フォイトーンやココナッツファインなどタイの伝統的な食材が使われていて、昔ながらのレシピを守った「カノムブアン」が存在する。こういうカノムブアンのことを「カノムブアン・ボラーン」と呼ぶことが多い。カノムブアン・ボラーンはヤワラートやバンランプーなどの「旧市街」でよく見かける。

この、「カノムブアン」と「カノムブアン・ボラーン」については、以前も紹介したことがあるよ。

この「カノムブアン・ボラーン」に再び邂逅したのは、「ター・ティアン」の船着き場の近くだった。


ターティアンと言えば旧市街と呼ばれるエリアではあるけれど、近くにワットプラケオなどもあるド観光地。正直あまり期待せずに歩いていていたんだけど、ちょい気になったのがこのお店。
古びた麺料理屋の軒先で、カノムブアンボラーンを売っていた。外国人観光客のことも考えてか、英語表記もあるけれど、サイズもちょっと大きめで、これはかなり古式スタイルに忠実なカノムブアンボラーン。(古いレシピのものは、ちょっとサイズが大きめなのだ。)

気になったので…買ってみた!


店の中で食べてもいいということだったので、麺料理は注文しないけど店内で座って食べさせてもらった。お店はいい感じに古くて、暗い。この前にも食事していたので麺頼むのはムリ!となったんだけれども、どんな麺料理を出すのかは気になるなあ。


カノムブアン・ボラーンには「サイワーン(ไส้หวาน甘いの入り)」と「サイケム(ไส้เค็มしょっぱいの入り)」の2種類が存在する。下の方の黄色いフォイトーンが入っている方が「サイワーン」で、写真の上の方にあるやつが「サイケム」だ。どちらも買って、味比べ。


パクッと食べてみると…、これはおいしい。まさかの大当たり!たまたま目に入って買っただけだけど、今まで一番美味しかったまさかのカノムボラーン!生地はパリッとしてるけど柔らかくもあり、絶妙の歯ごたえだった。甘い味と塩味の境目は実はあまりなく、結局どちらも甘い。塩味の方はあまじょっぱくて、甘い味の方はしょっぱさの要素はなし、くらいの感じ。どちらも甘さは控えめで食べやすい。中に入っているものはあまりよくわからないが、フォイトーンや砂糖漬けのココナッツファインなどだった。


お店の雰囲気もなかなかいいので、ホントは料理も食べたかったんだけど残念・・・。
次回は麺料理で食レポしたいなあ。(^^

お店の場所と地図

店名  : ミット ポーチャナー(มิตรโภชนา)
営業時間: 8:00–17:00 毎日営業
行き方 : BTSサパーンタークシン駅より、チャオプラヤエキスプレスボートに乗って、タープラチャン船着場で降りる。徒歩2分。

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『街かどタイ料理』管理人MSD
2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

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