カノムブアンは実は2種類ある!『カノムブアン ボラーン』

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ขนมเบื้องโบราณ カノムブアン ボラーン
古式カノムブアン
以前このブログでも紹介したことのある「カノムブアン」。
タイでは非常にポピュラーなお菓子で、2泊3日の団体旅行でも見かけることができる、ありふれたモノである。
しかし… みなさんはご存知だろうか?? 実はこのカノムブアン、2タイプ存在するということを!
一つは、そのままの名前で「カノムブアン』
そしてもう一つは、「昔ながらのスタイル」という意味の「カノムブアン ボラーン」である。

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以前紹介した、フツーの「カノムブアン」

カノムブアンボラーンを売っているところは限られている。大抵がヤワラートとその周辺。バンコク市内なら、その他の場所でもカノムブアンをウリにしているお店なら、売っているかもしれない。
しかし、バンコク以外の地方でカノムブアンボラーンを見かけることはあんまりないと思う。
普通のカノムブアンと、ボラーンタイプの違いは…
・ボラーンのほうは、甘いだけじゃなくて、塩味のタイプもある。
・ボラーンのほうはメレンゲを使わない。
・ボラーンのほうはフォイトーンやココナッツの果肉等、伝統的なタイの食材を使う。
… こんな感じだろうか??
どっちも食べてみたけど、個人的には断然ボラーンのほうが好き。ちなみに写真の後ろにある具の黄色いやつがフォイトーン(タイ版鶏卵素麺)で、ちょっと赤いのがココナッツの果肉を色付けしたもの。素朴な味だけどこの素朴さが日本人の口に合う(と思う)。
カノムブアンは見た目も繊細できれいだし、作るのも手間暇かかっている。なのにオバちゃんは無造作に紙袋にゴソっと入れるのでビビった。オバちゃん自分で作ってるんやからもうちょい丁寧に扱おうよ…(^^;
日本のお菓子は創業何百年の店で高値で大層に売られているのに、タイのお菓子って手間暇かかったものでも超安値で無造作に売られていて、なんか不憫。っていうかお菓子を高級品に仕立て上げた日本のお茶文化ってスゴいんだな…。
で、とりあえず、いつものレシピ動画をリンクしておいた。これを見たらボラーンタイプと普通のタイプと、どう違うかよくわかるハズ!
…焼いた皮を鉄板から剥がすのに手間取っていて笑った(^^

↑こっちが新しいタイプ

↑こっちがボラーンのタイプ

※ 動画の中で「ไส้หวาน(サイワーン)」と言ってますけど、たぶん「甘いものを中に詰めた」という意味です。

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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