ヤワラートの『薬草ジュース』の有名店! 「24種入り」の一杯は京都の銭湯を思い出す味?


น้ำขม 24เซียน ナムコム 24シアン
24種類の薬草苦味水

前回の「シーモラコット」に引き続いて…。
中華街のメインストリートにたどり着く前にあるのが、このお店。
この辺りは昔「シンガポール座」という映画館があったことで有名で、その名残かジュースやスイーツ、お菓子など間食を扱う店が多い。有名な元祖「ロートチョン・シンガポール」を売るお店や、美味しいバクテーを売るお店もこの近くだね-。

行ってみると、何度か通りかかったことがあるお店であることに気が付いた。
なんどもこの界隈を通っていたのに、素通りしていたんだね。

意匠のひょうたんマークが独特だね!
Since2444(仏暦)ということなので、もう100年以上営業している店らしい。
仏暦2444年を西暦に直すと、1901年!和暦だと明治23年か…。タイではかなり老舗に当たるお店なのではないだろうか。

お店は非常にシンプルな構成で、メニューがあって、お目当の飲み物をもらって、お金を払うのみ。
メニューを見ると…。
1 24種苦味
カップ10バーツ ボトル20バーツ ボックス40バーツ
2  8種甘味
カップ10バーツ ボトル20バーツ ボックス40バーツ
3 ジャップリアン
(10種の薬草を混ぜ合わせたもの)
カップ10バーツ ボトル30バーツ ボックス115バーツ
4 マカム茶
カップ10バーツ ボトル30バーツ ボックス125バーツ
5 ブアボック(ツボクサ)汁
カップ10バーツ ボトル30バーツ ボックス…見えない笑

となっていた。
「ジャップリアン」というのがよくわからなかったけど、単純に「10種薬草を合わせた冷たい汁」という意味みたい。おそらく中国語からきているんだろう。


カップはこのようにいっぱいストックがある。


とにかく可能な限り色々試して飲んでみたけど、印象に残っているのはやはり看板メニューの「24苦味」だ!
文字通りひたすら苦く、お茶にも砂糖を入れないとやってけないフツーのタイ人にとっては我慢できない苦さだろう。

僕の出身の京都は銭湯がたくさんあるんだけれど、(今は随分減った。)その銭湯に必ずある「薬湯」のお湯を思い出した。古い銭湯はバスクリンみたいな入浴剤をいれず、小豆色の漢方を入れたお湯になっていることが多い。

この「24苦味」…あの小豆色の薬湯のお湯を間違えてグビッと飲んでしまった時の味と一緒や!笑

他のメニューのもとりあえず試したけれど、バイブアボックは国鉄タラートプルー駅のホームでおばあちゃんが売っていたナムバイブアボックのほうが美味しかったような気がした。

1カップだととってもお安いので、ここにきたら10バーツ払って、とにかく色々試飲してみるのがオススメだね!

お店の場所と地図

店名: カンキー ナムタオトーン(คั้นกี่น้ำเต้าทอง)
営業時間: 08:00 – 20:30(毎日)
行き方 :地下鉄MRTフアランポーン駅 1番出口を出て、まっすぐ歩く。道なりに歩いてしまうと目的地から逸れてしまうので、すぐに横断歩道を渡りラーマ4世通りを歩く。徒歩10分くらい?まっすぐ行くとチャルンクルン通りと合流するが、お店はその合流少し手前のチャルンクルン通り沿いにある。
(わかりにくいのでグーグルマップにMRT1番出口からの徒歩での経路をつけました。)

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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