ขนมฝรั่งกุฎีจีน カノムファラングディージーン
バンコク「中国僧房地区」の西洋菓子
前回の記事はこちら
「カノムチンゲーンクアガイ」を食べた後、次に向かったのがこの地域の伝わる伝統菓子を出すカフェ。
実は前回(2014年)にここへ来たときは、結局立ち寄らずじまいだったので、いつか再訪しようと思っていたのだ。
前回立ち寄ったカフェ「ヘーローノムソッド」を出て、右側にある細い細い路地をずんずんと歩いてゆく。
そうすると、カフェにたどり着く前に一軒の建物にたどり着く。ここは「ピピタパンバーングティジーン」といって、この地域一帯の歴史や文化を紹介する博物館。
…ちょっと立ち寄ってみた!
1階はお土産物屋兼カフェになっている。実はここでも伝統料理を食べる事ができるのだけれど、食事を提供するのは土日のみ!
訪問した日は平日だったので、残念ながら食べることはできなかった…。
これは、またこの辺りを再訪する必要があるなあ!
上にあがると、本格的な展示物がぞろり。ちなみに入場料は無料なので気軽に立ち寄れる。
この地区に住むポルトガルにルーツを持つ人たちは、トンブリ王朝が建立される際に傭兵としてビルマと戦った人たちらしいので、おそらくその戦争などについて書かれているのだと思う。

そして、タイとポルトガルの食文化に関する記述もあった。「街タイ」的に気になるのはこちらの展示!
タイの伝統的なお菓子や食べ物と、その元になったとされる料理の対照表やね。おお〜!これはすごい。
ブログで料理の説明するときに、グーグルで検索するまでもなくこの写真で一目瞭然。素晴らしい!
3階は当時の生活様式を再現したようなレイアウトになっている。ここで注目すべきは、一番手前の机の上。
この地に伝わる伝統料理のイミテーションが置かれているのだ。おお!「カノムチンゲーンガイクア」だけじゃなくて、こんなにあんの?
ここにある料理の多くは、今食べようと思ってもなかなか食べられない料理たち。
実は、これらの料理が食べられるレストランもこの辺りに存在するらしいんだけれど、「高級料理」の価格帯のお店らしいので、今回の旅程には入れていないのだ。
うーん、やはり、この地にはまた来なければならないなあ!!
屋上までいくと、物干しみたいなところまで上れる。ここから臨めるのはサンタクルーズ教会とその周辺の景色。
うーん、錆びたトタン屋根ばっかだけど、目を凝らして薄ぼんやりした状態で改めて見てみると、ポルトガルの街並みに見えて…こなくもない。
この地の特色を守られているのも、サンタクルーズ教会の存在が大きい気がするなあ。
気を取り直して地上へ。更に奥までソイをずんずん歩いてゆくと…。
来ました!ちょっと雰囲気のいいカフェ!
ここは「タヌーシンベーカリーハウス」という名前のカフェ。ここではこの地区の伝統菓子「カノムファラングディジーン」が食べられるのだ。
ゆっくりくつろぎながら、このお菓子が食べられるお店は、多分この辺りではこのお店が唯一だと思う〜。
小さいお店を想像していたんだけれど、中は意外と広かった。椅子もゆっくりくつろげる感じ。中は清潔で、手作り感があって雰囲気もいい。いやあここまで歩いてきた甲斐があったな、と思わせるお店だ。
ちなみにお店の女性は日本に遊びに行ったこともあるんだとか。日本旅行ブーム、こんな込み入ったソイの奥まで浸透してますか!
もちろん、お菓子はこのお店でハンドメイドしている。大量のお菓子を焼き上げて、扇風機の前で粗熱をとっている様子はとっても絵になる!
ここもまた、タイの隠されたインスタ映えスポットと言えるだろう。
しばらく待っていると…キタ!
こちらが、ポルトガル人の末裔たちが守ってきた秘密の伝統菓子『カノムファラングディジーン』だ。
「グディジーン(中国僧房)地域の西洋菓子」という意味だね。
小麦粉と卵で作られたであろうそのお姿は、まさに西洋のお菓子そのものだった。
カノムファラングティジンは、カノムカイ(タイ式マドレーヌ)に似てるけれど、外側がカリカリなのと中身のポソっとした食感が違う。日本で言う衛生ボーロに似た味。このお店のは甘さも控えめでパクパク食べられた。
久しぶりに食べたけど、このお店のは美味しい!甘くないコーヒーなんぞを注文しながらお菓子をつまむ…。
うーん、本当に幸せな時間に包まれた気がするな!
お店の場所と地図
店名:タヌーシンベーカリーハウス(ร้านธนูสิงห์ ขนมฝรั่งกุฎีจีน)
営業時間:9:00-17:00 (毎日営業)
行き方: 前回紹介したカフェ「ヘーローノムソッド」を出て、右側のソイをずんずん歩く。よく見たら英語の標識もある。博物館からベーカリーハウスまでは標識もあるのでわかりやすい。


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