「虎が泣く」という名前がついた料理。その正体は?『スアロンハイ』

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เสือร้องไห้ スアロンハイ
牛肉の炙焼き
たま〜にすごく変な名前がついている、タイ料理とその食材たち。いちばん重要で、よく使われる小粒の生唐辛子の名前からして、「プリック・キーヌ」(พริกขี้หนูネズミの糞の唐辛子)という名前なんだから仕方ない。他にも、日本でもお馴染みのピータンは「カイイアウマー(ไข่เยี่ยวม้า 馬のしょんべん卵)」だし、揚げ卵と甘酢の合わせ料理は「カイルーククーイ」(ไข่ลูกเขย娘婿の卵 ←婿のタマゴはそのまま、キン◯ってことで、要は浮気すんなよ、浮気したら料理しちゃうぞってことらしい???)
…まあ、日本にもバフンウニとかあるから、昔の人の素朴な発想はどこの国でも変わらないのかも。こういう下ネタ系だけじゃなくとも、タイ料理は「どうしてそう形容しちゃうの??」という名前が多くて面白い。イサーン料理で代表的なのは「ナムトック」(น้ำตก)。そのまんま「滝」って意味だけど、滴り落ちる肉汁とスープからそのように名付けられたとかなんとか。でも理由はハッキリわかっていないはず。
今回の料理はそんな「お名前独特系」イサーン料理のうちのひとつ。料理の名前、「スアロンハイ」は「トラが泣く」という意味だ。

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ご覧のとおり、大変シンプルな料理だけど… タレを付けた牛肉のスライスを炭火で炙り焼きにしたものを「スアロンハイ」と呼ぶ。

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なんでこんな名前なのか、これもハッキリわからないみたいだけど、よく言われるのは網で焼いた肉の焦げ目の模様が虎を連想して、炭火で炙られて油が滴り落ちる様子が泣いているみたいだからとか…。
酔っ払ってる時に名前つけてません? 笑
タイの牛肉は(こういう屋台料理のお店だと)どのお店もやたら肉が硬かったりすることが多い。このお店のも例に漏れずそうだったけど、味つけはまあまあよかった。下味はナンプラーと砂糖かな?甘辛い味わい。ナムチムジェーウ(น้ำจิ้มแจ่วイサーン風のタレ)をつけてもいい。餅米と一緒に食べたいな〜っと♬  
作り方は以下のリンク(Foodtravel.TV)で確認しよう〜 (^^

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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