北タイの家庭料理は具だくさん!『ゲーンホ』

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แกงโฮะ ゲーンホ
タイ北部風 寄せ集めカレー
以前も紹介した、バンチャック市場で見つけた北タイ料理のお店。
そこにあった北タイ料理の中で、以前紹介したのは「ゲーンカヌン」と「ラープクア」だったけど、もう一個買ったのがこちら。名前は「ゲーンホ」。

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BTS沿いで下町チックな市場があるのって、何気にここぐらいかもしんない。
「ホ」というのは、「一緒にする」みたいな意味。昔、冷蔵庫がなかった時代に余ったカレーを捨てるのがもったいなくて、余り物を一緒に合わせ、さらに腐敗を遅らせる為ハーブ類を加えて料理を作ったのが始まりらしい。
なので、ゲーンホに入れる具はいろんなカレーの定番具材を使っている。マクワポックを入れるのはゲーンキオウワーンからかな?、豚バラ肉(orスペアリブ)を使うのはゲーンハンレーからだろうか。今でも肉の下味にはゲーンハンレーの素を使うみたい。コブミカンの葉、カー、タクライ等を入れるのは腐敗防止って意味からだろうね。その他、春雨も具の定番らしい。

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市場ではその場で食べられないので、別の場所に移動してお皿に開けてみたのがこちら。
うーん、見た目はちょっと地味かな? 汗 北タイ料理は見た目が地味なものが結構多い。

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ちょこっとアップで。(^^ いろいろな具材が入ってるね〜。日常の余り物ご飯で作ろうと思ったらチープな食べ物だけど、売り物として作ろうと思ったらいろいろな材料を入れなきゃダメなので大変かも。

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パクッと一口。うんうん、こぶみかんの葉の風味が結構聞いているね。春雨が入っているのでチャプスイみたいな感じもする。ごろっと豚肉とマクアポッも入っていて食べごたえ十分やね!
意外と探すとなかなか売っていない、この料理。(本来家庭で作る料理だしね。)北タイ料理屋さんだとメニューに載ってることもあるので、ぜひ試してみてね〜。(^^
แกงโฮะ
作り方もチェックしよう!

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

2 件のコメント

  • タイ母いわく、ゲーン・ホッは昔は托鉢などで
    ゲーン・ハンレーやらお惣菜いろいろ貰っていて僧侶たちが全部を鍋に入れて美味しく食べられるように味を整えてできた料理だそうです。今のお惣菜屋さんはわざわざゲーン・ホッを作りますが昔は残り物のゲーン・ハンレーに春雨、ナムマカームで味を整えていました。だからチェンマイのハンレーパウダーのカレー粉味がしますね。
    私もゲーンハンレー残ったとき作ります

  • コメントありがとうございます!
    なるほど、もとは僧侶たちが托鉢でもらってきた食事を調理し直したものだったんですね。 
    家庭ではそれを真似て、ごはんの残り物が出た時に作るようになったということでしょうか。
    ご指摘ありがとうございました!

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