こんな所に? バンコクの豪華古民家レストランで食べた『ローティーゲーンキオウワーン』

โรตี แกงเขียวหวาน ローティー ゲーンキオウワーン
グリーンカレー添えロティー

たまにはちょっとお洒落なカフェメニューのタイ料理を楽しみたい、と思って来たのがこちら。
場所は…カオサン通りからほど近い所。この辺り、何度も通ったと言う人も多いだろう。

ラチャダムヌンクラン通りと、タナオ通りの交差点。道を渡ってカオサン方面へ行ったらバーガーキングがあるところ、といえば分かりやすいだろうか。その交差点をカオサンと反対の方角に行く。辻に入ってすぐのところにまた小さい小路があるので、その道を入ると…何もないように見えるんだけど、実はかなり大きなレストランがあるのだ。

こんなところに?と言う以前に…ここ誰かのお家じゃね?

恐る恐る入ってみた!


看板らしい看板が見当たらないのでかなり迷う。入り口がわかっても、おばあちゃんが庭仕事してたりしてどこかのお金持ちの自宅にしか見えないんだけれど…。ここは立派なレストラン。

名前は「บ้านวรรณโกวิท (バーン ワンナゴーウィット)」。「ワンナゴーウィットさんの家」という意味やね。やっぱり自宅やん!

ここは、もともと130年くらい前にラーマ6世から上級公務員だったスントーンヌラック(สุนทรนุรักษ์ Sunthornnurak)氏に譲渡されたものなんだとか。歴史を感じる豪邸だ。
かなり大きい建物だけれど、お店は住居も兼ねているのでお客用に開放しているスペースはそんなに広くない。


お客用スペースの一角に通された。若干の生活感が残るスペース。このユルさはタイっぽいね。笑
テーブルは何席かあったけど、ここで食事していたのは僕たちだけだった。

この日はちょうど大雨で、雨が止んでも曇り空だったけど、窓の外からは優しい光が入り込んできて心地よかった。

左上の肖像画は、たぶんだけどこのお店の現家主であるワンナゴーウィットさんの若い頃の肖像画だろうねえ。
上で書いたスントーンヌラックさんの、真ん中の娘にあたる人なんだって。


メニューはこんな感じ。この中でも一番の看板メニューは…「カオチェーチャーウワンข้าวแช่ชาววัง」。

「王宮のカオチェー」という意味やね。

先ほどの話で、王宮にも使えていた全家主のスントーンヌラックさんが食べていたカオチェー。その伝統的レシピを受け継いで作られたカオチェーが、ここの看板メニューというわけだ。

本物の「王宮のカオチェー」。これは気になる!

しかし、「カオチェー」はこのブログでもう何度も紹介しているので、他にもメニューが欲しいな〜。カノムチンサーウナームも珍しいメニューだしオススメらしいけど、

それで…やはりオススメメニューで、いままでブログで紹介したことがない「ロティーゲーンキオウワーン」も注文してみることにした。


ジュースを飲みながら、しばし待っていると…。


きた来た、カオチェー! 伝統的レシピでできた揚げ物やらお惣菜を、水に浸かったお米とともに食すのが「カオチェー」だ。

ここで友人がひとこと。「え、お米に水かけて食べるの??」

和菓子のアンコがレッドビーンズでできていると知ったときの西洋人みたいな顔をした。

いやいや、いいの!カオチェーってそういうものなの!そう言いながら食べ始めた。

カオチェーチャーウワン ข้าวแช่ชาววัง 250バーツ

カオチェーはもともとモン族の料理だったけれど、ラーマ4世の時代にモン族の女性が宮廷で働くようになった際、ラーマ4世の側室でありモン族(トンブリ時代にタイに移住してきたモン族の王ジャオプラヤーマハーヨーター เจ้าพระยามหาโยธา (เจ่ง คชเสนี))の血統を持つチャオジョームマーンダーグリン(เจ้าจอมมารดากลิ่น)に食事として献上したことがきっかけで王宮料理になったと言われる。チャオジョームマーンダーグリンはその作り方をプラナコンキリ宮殿の厨房に伝え、その後ペチャブリ県の人々にも伝わり、一般に広まった。なのでペチャブリ県ではカオチェーが庶民的な料理として年中売られているらしい。(参考URL: https://www.sanook.com/travel/1407661/  2019年2月25日確認)

気になる伝統的カオチェーはこんな感じ。おかずは全部で5品。上から…

1 พริกหยวกสอดไส้หมูห่อด้วยไข่ ししとうの中に豚肉ミンチを入れたもの…+錦糸卵
2 ไชโป๊วฝอย  細切り切り干し大根
3 หมูหรือเนื้อฝอย  豚(or牛)の細切り甘辛煮つけ
4 ลูกกะปิทอด  ガピの揚げ物
5 ปลาหวาน   魚の甘露煮

かな?何気に日本料理に置き換えられそうなものが結構多いな…


濃いめに味付けされたおかずを、水でさらしたご飯とと共に食べる。それがカオチェーだ。夏の暑い時期、ソンクラーンが始まる頃に食べることが多いけど、ここでは一年中食べられる。

ここのカオチェーはおかずひとつひとつがやや大きくて、けっこうボリューミー。特にししとうの中に豚肉ミンチが入ったやつは、存在感あるね。お米といっしょにさらさらっと頂くと美味しかった!!

そして、忘れちゃいけないもう一品が…

ローティー ゲーンキオウワーン ムー โรตี แกงเขียวหวานหมู 130バーツ

これ!「ローティー ゲーンキオウワーン」だ。
このメニュー、あちこちで見かけるんだけれど、扱ってるのがなぜか必ずちょっと小洒落たカフェとかなんだよね。おかげでこのブログで紹介する機会が、あんまりなかったな〜。


焼き色はやや濃いめ、かな?。


ローティーはかなりしっかりした生地で、食べてみるとパリッというよりバリ!に近い食感。
グリーンカレーはローティーに合わせて、かなり濃厚になっている。これをトロッとかけてパクッとやると…旨い!

いや〜この組み合わせ、なかなかいいな♪

他にもカオクルックガピ とか、カノムチンサーウナームとか、食べてみたいメニューはたくさんあったんだけれどもなぁ。今度行ったら次は…カノムチンサーウナームにしようっと。

お店の場所と地図

店名  : バーン ワンナゴーウィット(บ้านวรรณโกวิท)
営業時間: 11:00-15:00  (月曜定休) ラストオーダーは早そうなので、昼頃行くのが無難。
行き方 : 本文参照。タナオ通りとラチャダムヌンクラン通りの交差点を入ったところ。
※ 記事中の値段は全て訪問時のものです。

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『街かどタイ料理』管理人MSD
2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

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