บะหมี่หน้าไก่ バミー ナーガイ
鶏肉餡かけ麺
アーリー駅から歩くこと、10分程度。駅からモーチット方面に歩いて行くと、パホンヨーティンソイ9という道がある。
この辺はホテルなんかもあって、道がデコボコしていなくて綺麗だなあ。
パホンヨーティンソイ9をしばらく歩くと、また新たな「ソイ・チャムナンアクソン」というソイが見えてくる。そこに入ってしばらく歩いて「この道でホンマにあってるのかな?」とやや不安になった時、その店は見えてきた。
まだまだ真新しい看板。お店の名前は「陳卓氏(タン・ト・シー)」。タイ文字の字面だけ見たら「机の色から」?という謎名だったけど、中国人の名前をイメージしているのか。そうかそうか。
店内もなんとなく中国っぽくて、赤と白を基調とした内装。一軒家だけど、お店の中はそんなに広くはない。まだまだ真新しく、清潔感のある店内。
ウェンナコンカセム(以前は賑やかだったチャイナタウンの一角)で80年前から営業していたおばあさんの味。その味を受け継いで始められたのがこのお店、「タン・ト・シー」らしい。
おばあさんが営業していた時からこだわっていた、「混じりっけなし、魚100%」のルークチンプラーの味。そのポリシーを引き継ぎ、同じように魚100%にこだわり作られているのがこのお店のルークチンの特徴だ。
そんなお店だから「お高いのかな?」と思ってメニューを見たら、この値段。基本はどれも60バーツ。安い!
かなり良心的なお店と言えるんじゃないだろうか。
何を食べようか迷ったけれど、結局一つに絞り込めない…。看板商品のルークチンプラーも気になるけれど、鶏肉餡かけ麺も気になるんだね。こんな時は両方注文だ!
というわけで、「カオナーガイ」と「ルークチンプラールアック」を注文することにした。
出てきたお料理は…おお、美しい!
なんというか、ひとつひとつの具材も大振りだし、盛り付けが「60バーツ台」とは思えない華やかな感じ。
バミーナーガイ บะหมี่หน้าไก่ 60バーツ
「バミーナーガイ」というのは、潮州風鶏肉餡かけ中華麺のこと。扱っているお店はそんなに多くないけれど、タイに昔からあるメニューのうちの一つだと思う。
麺じゃなくて、ご飯にかけたタイプの「カオナーガイ」のほうがよく見かけるかな?
鶏肉の醤油煮込み餡はとろとろで、塩分控えめで優しい味付けのお店が多い。この料理を食べると、なぜか小学校の頃に食べた給食の味を思い出してしまう。
見てみて!このとろとろ具合!
バンコク都内には専門店もいくつかあるけれど、このお店の料理のクオリティーは他の老舗店と比べても全然負けていない。どろっとした鶏肉餡は、麺によく絡みつく。口に含むと、スパッゲティカルボナーラにも似た舌にまとわりつく食感。(味は全然違うけどね。)
う〜ん、クセになる味わい!
ルークチンプラーインシー100% ลูกชิ้นปลาอินทรีแท้100%
魚(サワラ)100%のルークチン 60バーツ
もうひとつ注文した「ルークチンルアックチム」も食べてみた。これこそが、このお店の看板メニューなんだけどね。
「ルアックチム」というのは、お湯でゆがいた食材をナムチム(つけだれ)につけて食べる、ただそれだけのシンプルな料理のことだ。
魚肉100%。他のお店では入れているであろう小麦粉や人口調味料は一切使用していないという。それならばこういうシンプルな食べ方が一番美味しいはず。
パクッと食べてみた。なるほど、「ルークチン」の美味しいお店というと、お肉自体がフワッフワで優しい食感のお店が多いけど、このお店のはそうじゃない。魚のすり身をギュッと凝縮したような感じ。これこそが伝統を受け継ぐ、本物の味なのだろう。
食べていて思い出せるのは、いわゆる日本の「手作り」かまぼこ。名前と形は違えど、どちらも魚のすり身を固めたものだし、似ているのは当たり前だろう。
ちょっと場所が遠いけど、BTS徒歩圏内のこのお店。
いいお店だけど、立地が悪いのでそのうちなくなっちゃうかもな…。興味がある人、是非行ってみて食レポしてみてね!
お店の場所と地図
店名 : タン・ト・シー(ตั้งโต๊ะสี 陳卓氏)
営業時間: 11:00-15:00 (毎日営業)
行き方 : アーリー駅から北上し、ソイ・パホンヨーティンを左に曲がる。ソイに入ってしばらく行くと「ソイ・チャムナンアクソン」という通りがあるのでそこに入る。お店はソイの奥。
※ 記事中の値段は全て訪問時のものです。
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ปลาอินทรี→プラーインシー、ですね。
ทรでSの音です。
コメントありがとうございます。
おお!本当ですね。読み違えていました。
ご指摘ありがとうございました。早速修正いたします!