赤シャツと『カノムターン』

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カノムターン ขนมตาล
砂糖椰子の蒸しケーキ
渋滞が酷いことで有名なバンコクも、BTSができて、MRTができたおかげか、以前のように2時間かかっても10メートル進んだだけ…みたいなことにはなかなかならなくなってきた。
たまーに「何でこんなに混んでるんだ?」と思ったときは、その先で赤シャツ軍団がデモしていて、交通規制がひかれ路上が大混乱…なんてことが多いような気がする。
赤シャツ軍団というのは「反独裁民主戦線(UDD)」の俗称。赤いシャツ着ていつもアピールしているから、赤シャツ。
この日も、日本大使館から「赤シャツが民主記念塔前で大規模集会をやるから、当日は近づかないように」というメールが来ていた。
カオサンを宿にしていると、民主記念塔はホントにご近所。「近寄るな」と言われても近寄らないようにすることが難しい。
仕方がないので、帰宅を遅らせ23時過ぎに帰ることにした。深夜になれば赤シャツ軍団も解散するからである。
バスに乗ってしばらく行くと…。急にバスが止まる。どうやら通行止めらしい。運ちゃんも諦め顔で「乗客の皆さん、ここで降りてください。」と一言。バスの運ちゃんに「みんな降りろ」と言われるなんて日本だったら異常事態だけど、バンコクでは結構よくあることなので乗客も聞き分けがいい。無言でみんな降車しそこからは徒歩。
歩き続けると…まだやっていた。赤シャツの集会。
「近寄るな」とは言われたけど、宿に帰るためにはここを通るしかないわけで…しかたなく集会のど真ん中を突っ切って帰るのであった。
そういう人が結構たくさんいるみたいで、集会場の中には赤シャツじゃない人も結構いる。そりゃあそうだ。幹線道路のド真ん中でやってるんだもの。
集会場の規模もハンパないので、中にはたくさん屋台があって主に赤シャツグッズ(赤いシャツとか靴とか)を売っていた。もちろん食べ物の屋台もある。
その中で、あんまり見かけないお菓子が目に留まった。それがカノムターン。
カノムターンはペッブリー県の名物らしい。砂糖椰子の実からとった繊維とエキスを発酵させて、蒸して作ったお菓子だ。
見た目かなり素朴な一品。砂糖椰子農家のおばちゃんが普段自分が作って食べてるものを、今日はちょっと売ってみましたっていう感じ?
味もやっぱり素朴で、激甘のお菓子が多いタイにおいては比較的食べやすい。でも発酵食品なのでちょっとクセがあるかな。モソモソしていて、飲み物が欲しくなる。最近ではターンの木自体が減ってきているので、このお菓子に遭遇することもなかなかないらしい。
田舎のおばちゃんがわざわざ大都会に来て、赤シャツの集会に参加して、素朴なお菓子のカノムターン売って次の日には田舎に帰るんだなぁ…。
赤シャツ軍団の構成員の多くは、遠方から出てきた田舎の人たちなのだ。
赤シャツの大規模集会の様子を動画にも収めたので、宜しければご覧ください。

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