ไข่ป่าม カイパーム
チェンマイ風炭焼き卵焼き
ずーっと気になっていた料理があった。「カイパーム」という。
タイ料理のタメ語料理といえば、大量の油で揚げ焼きにして作る卵焼き「カイチアウ」とか、薄焼きにして袋状にたたみ、中に具を入れた「カイヤッサイ」、味をつけた後で卵液を殻の中に戻し、卵の殻ごと焼いた「カイソンクルアン」、もっと単純に炭火の上で生卵を焼いた「カイピン」なんかを思い出すけれど、それに加わるのがこの「カイパーム」だ。
実際「カイパーム」を見たことある人はあんまりいないんじゃないだろうか。なぜならこれはチェンマイ料理であり、チェンマイ以外ではあまり見かけないから。タイ人でも「食べたことない」って人は多いはず。
なので!北タイ来たからにはこの料理は外せない!実は以前もチェンマイ来た時探してみたのだけれどみつからなかったのだ。
いざリベンジ!ということで食べに行ってみた。
お目当てのカイパームだけれど、お店が開くのは夕方になってからっぽい。
少し待ち時間があったので、ぎりぎり徒歩圏内にあるこちらのお寺を見に行ってきたよ。
お寺の名前は「ワット・ムーングンコーン(วัดหมื่นเงินกอง)」。映画「プール」の中で登場したお寺と言えば、「ああ、あれか。」となる人ももしかしたらいるかもしれない。ここのお寺は建物も仏像も、どこかキッチュで可愛らしい。
お寺の周りを囲むテワダー(神の使い)もカラフルで可愛い。
寝釈迦仏もある。
余談だけど、タイの寝釈迦仏を一括りに「涅槃仏」と言ってしまうのは早計だ。なぜなら、タイの寝釈迦仏の基本的な造形は全部で9種類あり、その中には「涅槃に入る前」の仏陀を模した像もあるから。ここの仏像も、目が開いているので涅槃に入る前の御姿を模したものだろうね。(たぶんタイでいちばんポピュラーな造形がこれ。)
お寺はとても小さいので、敷地内の探索はすぐに終わったんだけれど、結構長時間ボ〜ッとしていたように思う〜。
そんなこんなで、午後5時をすぎるとチェンマイの旧市街(城壁内)は少し慌ただしくなってきた。この日は日曜日だったので、サンデーマーケットがあるのだ。
チェンマイの旧市街(城壁内)は、ターペー門から西に向かって数百メートルの通りは、日曜夜に賑やかなお祭り屋台が立ち並ぶ。
大賑わいになるはずなんだけど、人はまだまばら。日が落ちてから賑やかになるようで、開店準備してるだけのお店が多かった。
ちょっと来るのが早すぎたかな?と思いながらうろうろしていると…。
あった!発見。カイパーム!!
人気屋台なのかな?この時間帯ながらフル稼働。結構売れている様子だった。
なるほど〜。こうやってバナナの葉で小舟を作り、その上に卵液をかけていくのか…。
メニュー表があったのでチェックしてみた。リストにはええと…、イカ、カニカマ、イクラ、きのこ、ハチノコ、赤アリの卵。
赤蟻の卵は、イサーン料理の食材として有名だけれど、北タイの料理でも食材として使うんだね〜。
せっかくなので、赤蟻入りとカニカマ入り、2種類を買ってみた。
やっぱり赤蟻は外せないよね〜。あと、カニカマはタイらしい食材だなーと思ったので。
出来上がりは一口サイズに切ってあるので、食べやすい。こっちはカニカマ。
赤蟻の卵入りは、アップにするとこんな感じ。
パクッと食べてみた。うんうん、基本の味付けは日本の茶碗蒸しにかなり近いかも。
茶碗を使うところを、バナナの葉っぱで作った器を使っちゃいました!って感じかな?
バナナの葉っぱの香りが移っているので、茶碗蒸しよりも香ばしさを感じる。
赤蟻卵はプチプチ食感。ハチノコと赤蟻卵、似たような食材が二つも用意されているのが面白いね。
流石に赤蟻卵とハチノコを食べ比べる気にはならなかった…。
素朴な料理だけれど、他の地域には売っていない珍しい食べ物なので、チェンマイに行った人はサンデーマーケットで探してみるといいかもしれない!(^o^)
お店の場所と地図
名称: チェンマイサンデーマーケット
営業時間: 17:00 – 24:00ごろまで ※ マーケットは日曜日のみ。ターペー門から続く道に屋台が広がる。
ターペー門からワット・ムーングンコーン(วัดหมื่นเงินกอง)までをルートマップで表した。
サンデーマーケットが開いてからお寺に行くのはオススメしない。(お寺に入れるのはたぶん17時ごろまで。)
始めにお寺を参拝してから、時間をみてサンデーマーケットを歩いた方が良い。
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