「バーン・シラピン」で無料の伝統的人形劇を鑑賞。ランチは近場のお店で『ムートートガティアム』をパクつく!


バンコク中心部から少し離れたトンブリー地区。
その中の運河沿いの一角に、トンブリ王朝時代の古き良きタイを感じさせるバーン・ランルアンという集落がある。
いくつかお店が集まり、プチ水上マーケットといった感じになっているんだけれど、この一角がユニークな点はタイの芸術家たちが集まってアーティスティックな雰囲気になっていること。

その中の中心的存在が「バーン・シラピン(Artist House)」という家だ。元々は金細工職人が住んでいた家をリノベーションし、アートギャラリーにしたものなんだけれど、こちらで毎週末無料でタイの人形浄瑠璃が見られるということで、「知る人ぞ知る観光地」となっている。

無料で!タイの伝統的人形浄瑠璃!?どれも気になるワードだね。実際に行って、鑑賞してきたよ。

昼飯はバーン・ランルアンの端にある、ちょっと小綺麗なレストランで食事。
特別なものがあるわけじゃないけれど、雰囲気も悪くないし料理も美味しかったのでそこを紹介しよう。


到着!ここまで来るのは結構大変かも。自分はBTSバンワー駅で降りた後、Grabタクシーを使ったよ。
タクシーを使うととちゅうで車が通れない道にあたるので、そちらで一旦降りて後は徒歩。Googleマップを見ながらなんとか到着することができた。
帰りはMRTのバーンパイ駅まで歩いた。12、3分くらいで、徒歩でもぎりぎりつらくない距離だった。


集落は現在、プチ水上マーケットになっている。橋から見えるのはツアーで往来する長尾船。
皆さんご存知のとおり、バンコクはモータリゼーションが普及する前は多くの水路を行き交う船が主な交通手段だったんだけれど、
この集落辺りはその当時の雰囲気がまだ少し感じられる。

オンヌットの運河ボート船着場もそうだけれど、バンコクにはまだまだこういうスポットが残っているんだなあ。


「Artist House」の周辺は、運河沿いにアートを感じさせるお店が連なる。似顔絵屋の主人は一心不乱にパソコンを見つめて、何か作業をしている様子だった。
コーヒーショップもいくつかあって、歩き疲れたらアイスコーヒーでも飲んでふいっと一息つけるのもいいよね。


運河沿いにはアートっぽいオブジェもちらほら。以前は真っ赤な半裸のオッサン像があってかなり目立っていたみたいなんだけれど、どうやら壊れてしまったようだ。現在一番インパクトを感じるのはこの白色の腹が出たオッサン像だった。


メイン会場のアーティストウス敷地内。敷地の中なのになぜかチェディがあり、そこが舞台となっている。
アーティストハウスの人形劇は無料で鑑賞できるけれど、こちらで売られているアート作品やお土産物の利益で運営がされているそうだ。
そうとは知らなかったのでなにも買わずに鑑賞だけして帰ってきたけれど、何か買ったほうが良かったかなあ?


14:00開演だけれども、早く着いてしまったのでかなり長く待った。いよいよ人形浄瑠璃の始まり。
開演直後はこのようなお祈りから始まる。


演目はラーマキエン物語の一節を再現したものらしい。詳しくはわからないけれど猿神のハヌマーンが人魚にちょっかいを出す話だった。


アーティストハウスの周辺にはカフェは幾つかあるんだけれど、しっかり食事ができるお店はあまりない。
おばあさんがソムタムを売っていたり、何種類かのゲーン(タイカレー)を売ってたりもするんだけれど、細々とやっている感じ。

集落の南端に、ひとつだけしっかりしたレストランがあったのでそちらで食べることにした。

お店は「クルアクンオーイ クローンバーンルアン(ครัวคุณอ๋อยคลองบางหลวง)」という名前。「バーンルアン運河にあるオーイさん’sキッチン」という意味だね。

特に変わったメニューはないんだけれど、運河の眺めが見られ、カノムチンと各種料理があるお店。値段もそんなに高くなく、落ち着いて食事できる。アーティストハウス近辺でしっかりゆっくり食事したい人にはおすすめの店だ。

まずは無難に「カイチアウムーサップ(豚ミンチ入りタイ風オムレツ)」を頼んでみた。

よく「中華料理屋の料理人の技量を見るにはチャーハンを頼むのが一番」というけれど、タイ料理に関してはカイチアウムーサップを頼むのが一番だと個人的には思っている。思う。タイ米は簡単にパラパラチャーハンになるので技量はあんま関係ないからね。

カイチアウムーサップはシンプルな料理だけれど、外はカリカリ中ふわふわで、且つ油っこくない仕上がりにすることはなかなか難しい。
このお店のカイチアウムーサップは…合格!! まさに理想形の外カリ中ふわカイチアウが出てきた。


そして、もう一皿頼んだのがこちら。「カオムートート・ガティアム」。豚肉のニンニク炒めだね。


見た目も味も無難な感じだけれど、普通に旨い。豚肉のやわらかさもニンニクの香りも、ちょうどいい塩梅。

ごちそうさまでした!

このお店は他にカノムチンもやっているみたいなので、今度来る機会があったら次はカノムチンを頼んでもいいなあ。

辿り着くまでが結構大変だけれど、都会の喧騒から離れて癒されたいときにはちょうどいいスポット。こぢんまりしたお店をゆっくり巡回して、ショーが始まったら鑑賞する、というゆるっとした旅に向いている場所だった!

お店の場所と地図

(運河の脇に並ぶお店ゾーン)
名称:クローンバーンルアン水上マーケット
営業時間: 土日のみ 8:00ー15:00ごろまで

行き方: MRTバーンパイ駅から行くのが最も近くて便利。バーンパイ駅からなら、徒歩でも15分程度で辿り着くことができる。
MRTバーンパイ駅下車後、4番出口から出る。階段を降りた後反対方向に歩くとSoi Phet kasem20 (WatThongSalaNgarm Alley)という名前の路地があるのでその道に入り、ひたすら道並に進む。途中で大きいお寺(WatThong Sala Ngam)があるが、お寺には入らないでお寺の入り口手前を右に曲がり、少し道並に歩くと水上マーケットの入り口がある。

MRT4番出口から出て、ソイペットカセム20へ。(Google Mapより)


道なりに歩いてゆくと見えてくるお寺の入り口。(Google Mapより)
お寺には入らずに、写真右側の道を通りお寺を迂回するように歩く。

水上マーケット正面入り口に到着。(Google Mapより)
入り口はあるけれど、どこをどう通れば川沿いのマーケットゾーンに行けるのかは、ちょっと分かりにくい。

今回紹介したお店の奥も、水上マーケットの通路の一部になっている。マーケットゾーンへの行きかたがわからない場合は、お店の奥までずんずん入って運河沿いに左に歩いていけば良い。

お店の前景(Google Mapより。)

(人形浄瑠璃が見られる家)
名称: バーンシラピン(บ้านศิลปิน Artist House)
行き方: クローンバーンルアン水上マーケット内。一番大きい建物で、英語での表記もあるため分かりやすい。記事の写真参照。

(紹介したレストラン)
店名: クルアクンオーイ クローンバーンルアン(ครัวคุณอ๋อยคลองบางหลวง)
行きかた: MRTバーンパイ駅下車後、4番出口から出る。階段を降りた後反対方向に歩くとSoi Phet kasem20 (WatThongSalaNgarm Alley)という名前の路地があるのでその道に入り、ひたすら道並に進む。途中で大きいお寺(WatThong Sala Ngam)があるが、お寺には入らないでお寺の入り口手前を右に曲がり、また少し道並に歩く。

下の地図に経路も載せておいたので、徒歩で行くか、直接地図をタクシーの運転手に見せて行くのが良い。(タクシーだと3〜5分程度の道のり。)

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『街かどタイ料理』管理人MSD
2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

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