魅惑のとろとろ牛飯…『カオモックヌア』

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ข้าวหมกเนื้อ カウモックヌア
イスラム風炊き込みごはん(牛肉)
「名店」ってどんな店のことだろう?世の中に溢れているありふれたモノ、例えばおにぎりとか味噌汁、そんなものでも「名店」の手にかかればビックリするような美味しさの一品に早変わり…。
一見どこ行っても同じに感じるタイのローカル食堂。しかし、バンコクにはハッキリと「名店」と呼びたくなるお店がいくつか存在する。売っているものは、その辺にある店と大して変わらない。しかし、料理の質は…まさしく別次元!! ここでいう名店というのは、そんなお店のことである。
パッと思いつくのは、手作りルークチンが売りの麺料理屋「ナーイ・ンガム」、パッタイ専門店の「ティップサマイ」ラートナーと蟹肉ワンタンが売りの「パッタカーン・ジャッギー」など。←どの店も一口食べると「ええ?」となる美味しさ保証付きのお店だ。
で、今回紹介するのもそんな奇跡の一品を出すお店。「アイサ・ロッディー(อาอีซะห์รสดี)」という。
ここのウリは「カオモック・ヌア」つまりイスラム風牛肉炊き込みご飯。「カオモックガイ(鶏肉)」はよく見かける料理だけど、牛肉を使った一品はあまり見かけたことがない。このお店、その牛肉がスゴイんである。

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はいこれ。牛肉は、徹底的に煮こまれていて原型がよくわからない。この店のはサフランライスもあまりサフラン色をしていなくて、イスラム風というより中国系のタイ料理みたいに見える。
特筆すべきは牛肉の柔らかさ。焼肉屋でたまにある「テールスープ」に似た食感かな?。煮込んだお肉のエキスがご飯に染み渡っていて、普通よく見かけるカオモックガイと比べると別次元の旨さ!!

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場所は…なんとこのお店、カオサンロードのすぐ近くにある。目の前にスウェンセンズがあって、セブンイレブンの前にお粥屋が並んでるところ…といえば、「ああ、あの辺ね!」となる人は多いんじゃないだろうか。でも、「あれ?あんなところにローカル飯屋なんてあったっけ?」と思うはず。実はこの店、表通りに面しているのに入り口がとてつもなく狭く、わかりにくい。

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狭い入り口の先は…こんなに広かったの?とちょっとびっくりするぐらい広々とした空間が広がっている。
このお店の店員さんは、テキパキ動いていて誰一人ダラダラしている人がいなくて、見ていて気持ちがいい。料理も注文したらすぐ出てくるし、町のご飯やさんとしては接客レベルはかなりいいほうだと思う。
そんなお店の厨房横に、車いすで座っているおばあちゃんを発見。ただ黙って食堂全体を見渡していた。おそらくここの女主人なのだろう。もう厨房に立って仕事はできないけれど、店の様子が気になってしかたがないという様子。このお店のクオリティーが保たれているのは、多分あのおばあちゃんがいるからなのだろう。自分はただの一見さんだけど、いつまでも元気でいてほしいなあ〜と思った。

<ビデオがなくなっていたのでリンクを消しました。>

お店の行き方はこの動画をじっくり見たら、たぶんわかります♬

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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