ก๋วยเตี๋ยวปากหม้อ クイッティアウパークモー
ぷるぷる鍋口麺
「ワットトライミット」といえば、日本のどのガイドブックにも載っているような、有名な観光地。
このぐらい有名なところになると、当然過去に「どんなものかな?」と見に行ったことがあるわけで、ずーっと前に見に行って以来再訪したことがないのも仕方ない。
しかし、なんだか気になる情報を仕入れてしまった。
なんでもこの「ワット・トライミット」の敷地内に、土日だけ営業しているかなり個性的な麺料理屋さんがあるらしいのだ!
久しぶりに観光がてら仏様を拝みに行くのも悪くないかも…。さらには「個性的な麺料理」のお店で、昼食をツルッといただくのはもっと悪くないかも!!
と、いうわけで行ってみて食べてみたよ。
到着!ワットトライミット。しかし…、なんですかこれは。遠い昔に訪れた、ワットトライミットと全然違う…!!
昔はなんというかこう、後ろに私立の高校もあって、もっと小ぢんまりとした地元の古寺という感じだったのに…。
デッカいピラミッドみたいなお寺になってますやん!
これも純度90%?の黄金仏のお陰だな〜。十数年でお寺後こんな風にドデカくなっちゃうなんて、物凄いご利益だな〜。
ありがたやありがたや…
調べてみると、もう10年も前に改装されて新しくなっていたのね…。個人的には昔の素朴なお寺の方が好きだったかも。
お寺の内部は博物館になっていて、ワット・トライミットの歴史の他にチャイナタウン(ヤワラート)の歴史もわかるようになっていた。それはそれで興味深かったんだけれど、やっぱりメインは黄金仏!!一番上の祠に鎮座していたよ。
…うーん、心なしか、以前見たときの方が金ピカ度が高かったような気がする。
以前のお寺は古くて小さいローカル感のあるお寺で、その中に似つかわしくない金ピカの仏像があったから逆に黄金仏も映えたのかもしれない。
建物が立派になって、仏像が収められている祠自体も金ピカ度が上がったから、以前よりもインパクトが薄まっちゃったかな…??
立派な仏像であることは変わりないんだけどねぇ。
気を取り直して、本来の目的である土日限定の麺料理屋へ。
お店は…多分入ったらすぐにわかる。出入り口のすぐ裏側、と言えばいいのいかな?
写真のような看板もある。「クイッティアウ・パークモー」と書かれているね。
初見の僕でもすぐに探し当てることができた。
いざ、店内を見回すと…。おお!かなりの盛況っぷり!
みんな低い座椅子に座って、何やらパクパク美味しそうに食べているね。
なんだかタイというより、ベトナムを想起させるような佇まいやね。
座ってすぐに、渡されるのがこちら。ラーメンの丼鉢に、スープとシンプルな素材が入っている。
大根・つみれ・それから、もみじ(鶏の足)と血を固めたトーフみたいなやつ(เลือดไก่)やね!!
これだけではモチロン、麺料理としては足りなさすぎるわけだけど…。
店員さんは、なにやら楽しげに?お鍋のフチでプルプルした餃子みたいなものを作っている。
おお!これがお店の名前にもなっている、「クイッティアウ・パークモー」か!!
「パーク・モー」というのは、「お鍋の口」という意味。
お鍋の口に布を貼って、鍋の中でお湯を沸かす。その上記で生地を蒸しあげて、水餃子のようなプリプリの具材を作っている。
これを麺料理のようにして食べるので、「クイッティアウ・パークモー」というわけ。
以前にも、似た名前の料理を紹介したことがある。
それは「カオクリアップ・パークモー」という、お菓子のような点心のような不思議な料理。
カオクリアップ・パークモー」はたまーに見かけるけれど、麺料理になっているのは非常に珍しいい!!!! ここ以外にもクイッティアウ・パークモーのお店ってあるのかなあ?
卓上にはいろんな薬味が置いてあり、好みでドカドカっと入れることができる。
ネギ好きなので、当然のごとくネギを大量投入。そしてしばらく待っていると…。
はいよ!はいよ!はいよ!!
お鍋のフタで蒸しあがった麺を、店員さんがダイレクトにポイポイっとどんぶりの中に投入してくれるのだ!!
(投入される個数と種類は決まっているみたいだけど、追加注文することも可能。)
いやいや!ワンコ蕎麦みたいですやん!!
投入された麺を掬い取ってみた。
麺は半透明で、うっすらと色がついている。
麺の中に入っている具材は何種類かあって、ネギやトウモロコシなど。
ヘルシーかつ見た目も綺麗で、そしてなんだか楽しい!!!
パクッと食べてみると、麺の食感はまさしく「カオクリアップ・パークモー」と同じモノ。
プリプリしていて、意外と歯ごたえも良く、つるんと胃の中に収まる。
これは…美味しいですやん!!
辛味を投入した後、最初の料金分の麺は全部食べ尽くしたんだけど、当然のごとく追加注文!!
そうすると、またポイポイっと麺をどんぶりに入れてくれた。
そしてパクッと食べると…また美味しい〜〜!!
アカン、終わりがない!これ永遠に続けられるわ!
黄金仏を見た後に食べる、個性豊かな麺料理。いやあ楽しいこと二連続!!大満足の一品なのだった。
お店の場所と地図
店名: ก๋วยเตี๋ยวปากหม้อ วัดไตรมิตร
営業時間: 09:00 – 14:00(土日のみ)
ワットトライミット敷地内。ミッタパープ・タイ・チン通り(=「タイ中国友好通り」ถนนมิตรภาพ ไทย-จีน)側の出入り口すぐ裏手にある。営業は土日のみ!
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