ก๋วยเตี๋ยวน้ำเงี้ยว クイッティアウナムギオウ
タイ北部 棉の花入り辛麺
メーサイで「カオソーイナムスー」を食べてから、戻って来たのがチェンライ市街。
以前、メーサイで「カオソーイナムギオウ」という謎メニューを食べたことがあるんだけど、そういう変化球メニューではなくで、ど直球の「ナムギオウ」を食べてみたくなったのだ。
なので、「カオソーイ紀行」からはちょっと外れるけど…。ナムギオウのお店へGO!
「ナムギオウ」といえば、タイ北部のみならずタイ全国的にもお馴染みの、メジャーな汁物料理だと思う。
でも、バンコクで見かけるナムギオウは、あくまで「カノムチンにかけるソースのバリエーションのひとつ」に過ぎない。
やっすい食べ放題のお店で、カノムチンとその上にかけるソースがビュッフェ形式で食べ放題になっているお店とか。そういうところでよく見かける。
ビュッフェ形式の店であれもこれもと食べてみるのも楽しいけれど、たくさんのソースたちに埋没してしまいナムギオウの個性は埋没してしまいがちだ。
中央でガヤ芸人状態のナムギオウではなくて、地方で一本立ちしている「ナムギオウ」を見てみたい!しっかり味わって見たい!!と思って、有名なお店を探してみた。(^^)
ついたのがココ!「ナムギオウ パースック」というお店。遠かった…。
チェンライの市街地からは結構離れている。自分はソンテウを拾ってここまで来たけれど、途中でずいぶん歩いたな〜。
撮影した時期は雨季真っ盛りだったので、途中でざんざか雨が降って来て参った参った。
お店に入ると、まず目に飛び込んでくるのは大きな看板。そして鍋。
専門店らしく、メニューはかなりシンプルな構成だ。
お鍋を泳ぐスープを撮影させてもらった。かなりの高温でざんざかスープが沸騰している!!
うーん、これは…美味しいやつが食べられそうな気がするね〜。期待大!
注文を受けると、お店のお姉さんががぱっとスープと具を掬って、丼の中にぶちまけてくれるというわけ。お
そのざっくりした感じが如何にも美味しそうだ。
メニューを見てみると…。バンコクでもお馴染みのメニュー、「カノムチンナムギオウ」もある。
しかし、その下に燦然と輝くのが、「クイッティアウナムギオウ」というメニュー。
そう、ナムギオウといえばカノムチンにかけるソース、というイメージが一般的だと思うけど、ここタイ北部では坦々麺のように麺料理として食べるスタイルが一般的なのだ。さすが本場!
ここは、迷うことなくクイッティアウナムギオウ一択で注文してみた。
どどん!と運ばれて来たのがこちら。左下に見える、褐色の食材は「ナムギオウ」の名前の由来でもある、「ギウ(งิ้ว)」(山棉)の花やね。(この料理自体がシャン族の料理から来ているので、「ギオウ」はシャン族の蔑称から来ているという説もある。
この食材自体に味らしい味はないんだけれど、独特のほのかな香りが料理全体に加わるのだ。
チェンマイではギウの花を入れないものが主流らしいけど、チェンライでは入れるのがふつーらしい。
きちんと麺をリフトアップ。笑 カノムチンではなく、しっかりクイッティアウが入っているね!
あれだけ高温で大量の具材を湯がいているだけあって、日本のラーメンのようなこってり感はないものの、しっかり味が出ている。文句なくおいしい!!
ギウと、ルアットガイ(鶏肉の血を固めたもの)と、つみれをスプーンですくってみた。
ルアットがデカい!ボリューム満点の大きさで、大満足だった。
いや〜、お店に行くのはちょっと大変だったけど、美味しい料理にありつけてよかったよかった。
食事を済ませたのち、向かったのはチェンライのワットプラケオ。
チェンコーンのワットプラケオにもいったから、やっぱりチェンライのも見ておかないとね。
またまた、直接の交通手段がないのでずいぶん歩いてしまった。
やはり、雨上がりだったので着いた時には誰もいなかったのだけれども、しばらくすると参拝客がちらほら。
チェンライのワットプラケオは、背景の緑色の蛍光色のお陰でなんだかすごくサイケな感じ。
そこそこ由緒あるお寺なんだけど…。日本では考えられない配色だな〜。(^^;
チェンコーンのエメラルド仏より、もうちょいピカピカ度が増しているように思えた。
お店の場所と地図
店名: ナムギオウ パースックร้านน้ำเงี้ยวป้าสุข
営業時間: 09:00 – 15:00 (毎日営業)
街の中心部からは結構離れている。トゥクトゥクなどを利用していくのが無難。
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いつもこの料理名をタイ人に聞くとナムニァオと聞こえて仕方ないんですが、どうなんでしょうか?
ギが全く聞き取れなくて^^;
便宜上「ギ」と書いておりますが、有声軟口蓋鼻音(「Ng」とか「ŋ」とか書く音)ですので、「ニャオ」でも全く問題ないと思います。
ただし、日本語で「ニャ」と書くと普通は硬口蓋の音(ŋよりほんのちょっと口先に近い音。「ɲ」)を指しますので、それもまた正確ではありません。
詳しくはwikipedeaの「軟口蓋鼻音(なんこうがいびおん)」をご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%9F%E5%8F%A3%E8%93%8B%E9%BC%BB%E9%9F%B3
ありがとうございます!
どうもŋの発音が苦手で、お金(เงิน)もいつ言っても中々通じません^^;
こればかりは練習あるのみですね。