ก๋วยเตี๋ยวผัดงี่เง่า クイッティオウパットギーガウ
具材馬鹿盛り炒め麺
びっくりした。旨かった。「オリジナルの麺料理がある」と聞いてやってきたお店なのだけれど、どんなものなのか知りたいという好奇心が先で、正直言うと味はそこまで期待していなかった。場所はヤワラートのセブンイレブン横。どこにでもありそうな雰囲気のそのお店に、そこまでのポテンシャルがあるとは想像できなかった。
お店は中華街のメインストリート近く。中華街の入り口を示す「中華門」の目の前だ。
この辺はなんども通ったことがあるんだけどなぁ。ずいぶん以前からここには屋台があったような気もするけれど、このお店のことはぜんぜん気に止めていなかったよ。(実際は40年以上営業している老舗らしい。)
お店に到着。店員さんに話しかけてみると、予想以上に丁寧な対応。店員さんは鍋を振るっているおばあさんの身内なのかな?お孫さんが手伝いに来ているのかな?僕にはそんな様子に見えた。
とりあえず、お目当ての料理「クイッティアウパットギーガウ」を注文してみることにした。
屋台の横がセブンイレブンで、その横脇にへばりつくようにテーブル席のスペースが。それに加えて道を隔てた向かい側にもテーブル席があった。それにしたって座席は多いほうじゃない。昼飯時に食べたくても座席がないっててこともあるだろう。
とりあえず訪問時はお客さんもまばらだったので、座ることができた。
料理が運ばれてくるまで待っている間、調理している様子をチラッと横目で見ると…。
なんかものすごい火力で調理してない?
鍋を振るっているのはおばあさんなんだけど、そのおばあさんの格好が結構すごい。防塵用の水中メガネと、マスク。この出で立ちは…。あの屋台で初ミシュラン一つ星をとった「ジェーファイ」のおばあちゃんにもちょっと似ている…。この世代の料理人って、みんなそうなのかな?
クイッティアウパットギーガウ ก๋วยเตี๋ยวผัดงี่เง่า 100バーツ
そして…。しばらく待っているとすっと出てきた一品が…これだ!
おお…。美しい! 食べる前から伝わってくる、「高温で一気にパリッと焼き上げた」感じ!
予想以上にハイクオリティな一品が出てきた。いい意味で裏切られた〜! (^^;
「クイッティアウギーガオ」というのはなんなのか。それは一言で言うと「具沢山クイッティアウクアガイ」。
「クイッティアウクアガイ」と言えば、米麺をフライパンで乾煎りして香りをつけ、それに卵や鶏肉などを加え味付けしたものだけれど、この料理はその発展形と言えるだろう。センヤイ(幅広麺)、豚肉、エビ、卵、シイタケなどいろいろな食材が入っている。
パクッと食べてみると…。ううう美味い!!
センヤイを乾煎りした香りがとても良い。麺だけでなくどの食材もシャッキリ炒まっていて、とても香りがいいのだ。この調理技術…半端ない‼️
海老さんをつけダレにつけて食べてもウマい。
調べたところによると、「クイッティアウギーガウ」は好き嫌いが多くて食事が難しかった孫のために開発した料理なんだとか。その辺にある食材をあれこれ見繕って、炒めて孫に与えていたものが始まりらしい。いつの頃からかその料理をお客さんも注文するようになり、看板メニューになったとのこと。「ギーガウ」は「おバカ」みたいな意味らしいけど、日本でも大盛りのネギなんかを「ネギのバカ盛り」なんて表現するし、似たような発想なのかな〜?と想像する。
料理も美味しい。接客も丁寧。なんだかとてもいいお店だった!!
お店の場所と地図
店名 : ジェーベン オーディエン(เจ๊เบญ โอเดี้ยน)
営業時間: 10:00-16:00 (月曜定休)
行き方 : BTSフアランポーン駅より直進。Mittaphap Thai-China通りを直進し、中華門まで行く。セブンイレブン横の屋台店。
※ 記事中の値段は全て訪問時のものです。
最新記事 by 『街かどタイ料理』管理人MSD (全て見る)
- 【緊急募金】ゾウさんを救え! ラオスのエレファントキャンプがコロナで大ピンチ。ラオス料理『シンダート』を楽しんだあの日。 - 2020年11月22日
- タイ人のインスタ映えスポットはココ!? フアタケー水上マーケットでちょっとお洒落な『ヤム・マーマー』を食べた。 - 2020年9月30日
- チェンマイでもなかなか食べられない料理をバンコクで求めて…。北タイのカニ料理『オーンプー』を食す - 2020年9月20日
コメントを残す