ขนมเผือกหิมะ カノムプアックヒマ
タロ芋の雪色砂糖菓子
最近、日本のニュースでもやっている通り、バンコクは今屋台の撤去が進んでいる。
トンローの屋台群がなくなった、というのがネットで話題になってから、あれやこれや言う間にドンドン路上の露天はなくなっている様子。
うーん、「街かど」のタイ料理を紹介すべく立ち上げたこのブログの存在価値をも揺るがす大ニュースである。
いろいろ情報を集めてみても、いかんせん日本在住の身。「あそこのあの露店群はどうなった?」というローカルな情報は、なかなかみつけにくいもの。
そんなわけで、今回紹介するのはバンランプー市場の屋台群なんだけど、ここももしかしたら、もうなくなっているかもしれないということをご了解頂きたい〜。
そんなわけでバンランプー。
この界隈は、個人的にかなりお気に入りの場所である。
近くにカオサン通りがあるのでお店の人は外国人に慣れているし、バシャバシャ写真を撮っても浮いた感じにならない。
そして何より、この界隈はタイ中華系を中心とした伝統的な食べ物がたくさん売られていて、マイナーなお菓子なんかも実は簡単に手に入る。
どのお店も何十年も続く老舗店だ。テレビで紹介されたことを売りにしているお店も多い。
ここがなくなっちゃったら、ちょっといやだなあ。
そうして町歩きをしていて、みつけたのがこのお店。ゴロンゴロンとお芋が転がっていた。
なんとなく、これって日本にもありそうだよな…と思って見過ごしていたんだけど。ありそうでない!
お菓子の名前は「カノムプアックヒマ」。直訳すると、「雪色のタロイモ菓子」って意味だね。
「ホーム ヌム アローイ ジャウガウ マイミーサーカー」(香り良く 柔らかい 美味 老舗店 支店なし)と書いてある。
「支店がない」ってことを売りにしているのは、全国展開=有名店みたいな図式のある日本と比べると、ちょっと変な感じがするけど、
「この味が味わえるのはここだけ!」っていうのを売りにしているんだね。
タイはちょっと流行るとすぐにコピー店やら模倣店がタケノコのように湧き出すので、こういう売り文句を掲げている店が多い。
試しに購入してみた。宿に戻って、封を開けてみたのがこちら。
よーくみてみると、意外と白砂糖がドカドカかかっている、というわけではないみたい。
芋けんぴみたいに、砂糖で芋をコーティングしたようなお菓子を想像していたんだけれど。
お菓子の白さは、タロ色本来の白い色から来ているようだね。
ぱくっと食べてみた。うんうん!そんなに甘くない。 だだ甘い感じではなく、塩気があってちょっと青ネギの風味も感じた。
この手のタイのお菓子って、塩気が強めで日本のものより甘くないんだよね〜。暑い国ならではの味付けなんだろうな。
芋けんぴのようにカリッとしているのかとおもったら、そうでもなかった。日本にありそうでなさそうなお菓子だな〜。
バンランプーの露天群がなくなったら、こういうお菓子を気軽に買えなくなるな〜。今度タイに行った時、残っていますように!
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