カオソーイ巡り旅④チェンマイで食べた本格的カオソーイ『カオソーイムスリム』


ข้าวซอยมุสลิม カオソーイムスリム
イスラム教徒が作るカオソーイ

まだまだ続くカオソーイの旅。

これまではチェンコーンで「カオソーイシップソンパンナー」、メーサイで「カオソーイナムソー」と、タイにおけるカオソーイの基本的な流れからは少々外れた一品を食べ続けていたこの旅行。

やはり、タイの北部にいるからには「ザ・王道!」とも言うべき一品も食べてみたいと思い、いろいろお店を探したのでした。

タイにおけるカオソーイの起源はいろいろ諸説あるけれど、19世紀半ばに雲南地方で起こった「パンゼーの乱」の影響で、雲南地方からタイに逃げてきたイスラム教徒(チン・ホーと呼ばれる)が持ち込んだ料理だと言われている。

なので、やはり「ザ・王道」のカオソーイを食べたいなら、やはりムスリムの作るカオソーイを食べるべきだと思うのだ。

そんなわけで、「カオソーイムスリム」を食べに行ってきたよ!

まずはこのお店。「カオソーイパーパイ」という名前のお店だ。
このお店は、まあなんというか個人的な意見なんだけど雰囲気が好きだね!立地的に3方向(2方向だったけ?)がオープンになっているので入りやすい。地元の人気の食堂、と行った感じの雰囲気もいい。

当然ながら豚肉はない。注文したのは「カオソーイヌア(牛肉のカオソーイ)」だ。


でてきたのがこちら。いやー、うんうん!期待通りの見た目やね!パリッとしてそうな揚げ麺もいい。
小綺麗な器じゃなくて、小さいお椀みたいなのに付け合わせのパックドーン(漬物)やらホームデーンやらが収まっているのもいい。

「ちょうどいい感じに素朴」だな〜。


麺をリフトアップしてみた。中にはちゅるっと中華麺が入っている。
やはり「中華系」のイスラム教徒伝来ということもあって、カオソーイって中華麺なんだろうな。


意外と「牛肉のカオソーイ」って見かけないような気がする。
カオソーイといえば自分の中では「具は鶏肉」というイメージだった。

ずいぶん前にもチラッと書いたことがあるかもしれないけれど、カオソーイの味は大まかに2系統あるような気がする。

それは、「日常食としてのカオソーイ」の味付けと、「ハレの日の食事」としてのカオソーイの味つけだ。

タイ北部で食されるカオソーイムスリムの大半は、毎日食べる日常食だからだろうか。カレー風味もココナッツの風味も薄く、さらっとしたスープのカオソーイが多いような気がする。

それに対して、美食を競うバンコクのカオソーイは、スープがこってりどろどろっとしていて、かなり濃厚なお店が多い気がする。
「おいしい!」と評判のお店、新規で出店してきたお店なんかはこのパターンが多い。

自分はどっちかというと、日常食としてのカオソーイが好きかな。Wongnai(タイの食べログ)で高評価を取ることはできないかもしれないけれど。

カオソーイは「中国系のムスリム」が広めたという話を聞いたこともあって、中国系のムスリムというものがどういうものなのか知りたくなり、街を散策してみた。さっきのカオソーイのお店からは…ちょっと遠いけど、歩いて行けなくもない。タイ北部はとにかく移動が不便だな〜。しばらくすると、ちょっぴり賑やかな通りが見えてきた。


この中にあったのが、「ホー族の館」と呼ばれる中国系ムスリムのモスク。「精真寺」という中国語の表記も見えるね。
観光化されているわけではないので、建物が別にきらびやかというわけでもないけど…。近くにはお寺の歴史を示すパネルもあった。


この辺りはハラルフードを提供する、お店が多く、当然ながらカオソーイのお店もある。閉店間際のお店が多かったけど、その中の一つに飛び込んでみた。お店の名前は「カオソーイイスラム」。そのままやね!


立地がいいからだろうか。昼ごはんの時間から外れていた割には、結構お客さんもいた。よく見ると「地球の歩き方」片手に麺を啜っている日本人の姿も…。有名店なのだろうか。っていうか今でも「地球の歩き方」片手に旅行する人っているんや。。。

自分はほとんどネットで情報収拾するようになったので、「歩き方」の本は読まなくなったな〜。


そうこうしているうちに出てきたのが「カオソーイ・ガイ」。

鶏肉のカオソーイというと、一口大の大きめの肉片をガツっとのせてるお店が多いような気がするけど、ここのは小さめの肉片がいくつか入っている感じやね。


このお店も、スープはかなりマイルド。一緒に出てきた付け合わせを、ガツガツ入れて食べるのがいいのだ。


ここのお店の上にのっているパリパリ麺は…。あれだね、モスクがラマダン明けに無料で配ったりするベビースターお菓子メンみたいなやつ、そのものにすごく似ているね。

「カレー麺の上にパリパリ麺がトッピングされている」っていうのがタイのカオソーイの特徴だけれども、その起源ってもしかしたら、あのハラルフードのお菓子メンのスナックなのかもしれないな。どこかのお店がサービスで、お菓子麺を麺料理の上にふりかけるようになって、それが一般的に広がったのかもしれない。

あくまで私見だし、正しいかどうかはわからないけれど、このお店のカオソーイを食べて、そんなことを思ったのだった。

カオソーイの旅はまだまだ続く…。

お店の場所と地図

店名: ラーン・カオソーイパーパイ(ข้าวซอยป้าไพ (ซอยป้าไพ)
営業時間: 09:00 – 18:00 (毎日営業)
街の中心部からは結構離れている。トゥクトゥクなどを利用していくのが無難。

店名: カオソーイイスラム(ร้านข้าวซอยอิสลาม)
営業時間: 08:00 – 17:00 (毎日営業)
街の中心部からは結構離れている。近くに「王和清真寺(ホー族の家)」と呼ばれる中国系モスクがある。トゥクトゥクなどを利用していくのが無難。

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