【京都のタイ料理屋】 平安神宮近くの「ルアンロス」で食べた『カノムチンナムヤー』


お世話になった大学院の先生が退官されるということで、岡崎まで送別会に行ってきた。送別会は夜から、ということなのでランチはどうしようかとお店を探してみたら、タイ料理屋が近くにあることに気がついた。

京都のタイ料理屋のチェックはかなり頻繁にしているのに、まだまだ知らないお店があったのか!と思ったんだけれど、調べてみたらこちらは2017年4月にオープンしたお店とのこと。なるほどオープンしてまだ日が浅いのか。

でも、このお店「食べログ」で検索してみても出てこない。
よーく調べたらお店のカテゴリが「タイ料理」ではなく「アジア・エスニック料理(その他)」に分類されていた。
ド直球のタイ料理屋なのに…。これは気がつかないな〜。

「食べログ」の中の人、早急に修正してあげて!!!!


で、行ってみた。想像以上に大きいお店。もっとこぢんまりやってるのかと思った。
少々重めの扉をぎぃ〜と開けると、そこにはお客さんがわんさか!

ふつーに繁盛店だった。こんなに景気良いお店を今まで見逃していたなんて〜。(;´∀`)


店内はけっこう広い。ラストオーダー終了後に撮った写真なので、がらんとしてるけど。
一番込んでいた時間帯には、このテーブルほぼ全てが埋まるほど人が入っていた。


店の外から見るよりずっと広くて、居心地も景色もいい。
たまたま通された席から見る景色もなかなかいい。開放感があるね!

メニューはランチメニューが充実。残念ながらメニューの写真を撮るのを忘れてしまったのだけれど、セットメニューになっていて「ランチ1」から「ランチ8」まであった。種類が豊富なのはいいねえ〜。

僕は「ランチ5」の、「野菜たっぷり鶏カレー素麺」のセットを注文したよ。


メニューにホットコーヒーがあったので、カフェ気分でほっと一息つきながら料理が来るのを待つことに。
コーヒーカップのセンスがいいね。

運ばれてきたお料理がこちら!どどーんと結構なボリューム感。
なるほどそうか!「野菜たっぷり鶏カレー素麺」の正体は「カノムチンナムヤーガイボット(ขนมจีนนำ้ยาไก่บด鶏肉ミンチのナムヤーソース)」だった。
(メニューに書いてあるタイ語表記のおかげで最初からわかってたんだけどね。)

「カノムチンナムヤー」…タイ国内ではかなりポピュラーな料理だけど、このブログで取り上げるのは初めてかも。

「カノムチン」というのは米を発酵させて作った麺状の食べ物のこと。
日持ちしないから手作りするしかないので、日本ではだいたい素麺で代用されている。

このお店のもたぶん日本の素麺だと思うんだけど、茹で加減が絶妙なのかな?タイの「カノムチン」とほぼ変わらない食感と味わいだった。

そんでもって素麺にかけるソース(ナムヤー)はこれだ!!
タイ語では「鶏肉ミンチ」とだけ書かれているけど、なかなかどうしてごろっとしたお肉もしっかり入っていた。

「ナムヤー」は、カノムチンと一緒に食べるスープとしては最もポピュラーなもの。
ココナッツミルクとほぐした魚と出汁で作られていることが多い。鶏肉でもいいらしい。
ここのは鶏肉のミンチで作ってあるね。

タイではこの料理、びっくりするくらい甘いことがあるんだけど、(2種類くらいのソースをかけること前提で、お互いのソーの味の差がはっきり分かるようにそうなってるんだと思う。)ここのお店はちょうどいいバランスだった。

カノムチンの食べ方、説明何もなかったけれど戸惑う人が多いんじゃないかな。

カノムチンの麺はぶにょぶにょしているので箸では掴みづらい。なのでスプーンとフォークを使ってぶちぶちっとひとくちサイズに切り刻んで食べるのが正解。

野菜と麺を別々に食べるんじゃなくて、全体を混ぜてソースを馴染ませて食べるのが美味しいと思う。

なので器からソースをとり出し、ドバーッとぜんぶお皿の上にかけちゃった。

タイだとそのままガツガツっと食べちゃうんだけれど、折角の雰囲気のいいレストランだし、取り皿も持ってきてくれたので、混ぜっとしたやつを改めて取り皿に取り分けて食べてみた。

まあ、もちろんこの方が食べやすいよな…。

パクッと食べると、おお!現地の味! しかも屋台の味やない、高級レストランの味や!

濃厚で味付けはまんまタイ。でも、甘さが控えめなのでタイで食べるよりもスッキリした味わい。食べ飽きない。
いや〜期待以上に美味しい!!

友人はソムタムを注文していたので、ちょこっと食べさせてもらった。そして、ソムタムの汁もペロッと舐めてみた。

…それでわかった。このお店の料理人、かなり優秀や! すっきり甘塩っぱい味わいは、タイでもなかなか味わえない素晴らしい塩梅。
「この味、覚えておこう!」と思って何度も啜ってしまった。

「タイ料理屋さんの良し悪しはいい料理人を雇えるかどうか」ってよく聞くけれど、その点に於いてこのお店は正に成功していると思う〜。

岡崎にタイ料理の名店あり!

いや〜京都はタイ料理のレベルが高くて嬉しくなってくるわ〜。(^^

お店の場所と地図

店名: ルアンロス

営業時間: 【火~日・祝・祝前】ランチ 11:00~15:00 (L.O.14:30)
【火~日・祝・祝前】ディナー 17:00~22:00 (L.O.21:30)

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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