【京都のラオス料理屋】仏光寺通柳馬場下ル「Yulala」で食べた『オラームサイシングア』


オラームサイシングア   ເອາະຫຼາມໃສ່ຊີ້ນງົວ   เอาะหลามใส่เนื้อวัว
ラオスの牛肉・ナス・キノコの煮込みスープ

またまた見逃していたお店に気がついた!
しかしそのお店は… タイ料理屋ではない。「ラオス料理」のお店である。

いやいや、タイ料理ちゃうやん!と思った方。確かに国は違うけど、タイとラオスは親戚同士のような国。当然料理もよく似ている。
タイ料理ブログで紹介しても、全然問題ないはずだ。

でも僕は、ラオス料理はあまりよく知らない。まあ、イサーン料理に似ているんだろうな…とは思うんだけれども。僕のラス料理のイメージというのは、「野趣に富んだ味わい」。鶏肉なんかもブロイラーじゃなくて、ガイバーン(地鶏)を裏でシメて焼いて売ってるようなイメージかな…。

そんなタイ料理を、ここ京都でどのように再現しているのか…興味ある!これは実際に行って、食べてみるしかないよな〜。

というわけで行ってきた。(^^


はい到着!お店は2015年10月にオープンしたということなので、まだ新しいね。それ以前は現地ラオスで創作日本料理のお店を営まれていたとのこと。建物はなんともこぢんまりとしていて、ヨーロッパの妖精が住んでいそうな感じ。


店の前にはその日のメニューが立て掛けられていた。


お店は小さいんだけれど、非常に機能的にできている。カフェスタイルの席の他に、小さい個室が一つだけ用意されていた。
個室はカフェ席とは入り口も別なので、完全なプライベート空間でゆったり料理を楽しむことができる。

予約していたからか、個室に案内してもらえた。ラッキー!

メニューを見てみると、やはりタイ料理と同じ名前の料理もいくつか見受けられる。
同じ名前じゃなくても、タイ語とラオス語は同じ言葉も多いので、どんなものなのか想像も難くない。

「ムーソム」うーん、タイ語でムーは豚、ソムは酸っぱいだから…「ネーム」みたいなものかな?みたいな。

タイでも(イサーン料理として)定番のもの、タイではあまり食べられないもの含めて、いくつか注文してみたよ。


まずは、「ピリ辛野菜2種盛り」と餅米。イサーンでもラオスでも、主食は餅米。
左の野菜は「スップパック」右のキノコは「ジェーウ(แจ่ว)」と言うらしい。「ジェーウ」と言えば、タイだと餅米や鶏肉につけて食べるつけダレ「ナムチムジェーウ」を思い出すけれど、ラオスのジェーウも丸めた餅米と一緒に食べるみたい。


味は…説明するのは難しいけれど、「なめこ」をもっとサッパリさせて、ピリッとさせたような感じ?あんなにドロっとはしていない。タイでも、いつかどこかで食べたことがあるような…。


餅米(カオニャオ)は、黒米入りのものを選択。あ〜これこれ!タイでもイサーン行くと大体こんなのが出てくる。こっちの方がお米の水分が少なく、汁気の多い料理と一緒に食べると美味しい(と思う)ので、すきだな〜♪


次は…お店での名前を忘れちゃったんだけど、ゴーイプラー(魚のゴーイ)かな?ラープの生肉バージョンやね。(「ゴーイ」って言うと、タイだとラープよりややごろっとしたお肉が使われていることが多い。)ゴーイはよく牛肉とが生の豚肉!とか使うけど、日本で食べるんだったら魚の方が美味しいよね。

半生のお魚と、水菜と胡麻の風味がうまい具合にマッチング!瑞々しい風味となっていた。いやー、京都の野菜が上手に使ってあるな〜。 現地だと多分パクチーファランと炒った米粉を使うと思うんだけど(タイだとそうなんだけど)、日本流にアレンジされて洗練された味わいになっている〜!


タムマークフーンも注文してみた。タイで言うところの「ソムタム」やね。「タム」は、タイ語でもラオス語でも、「突き崩す」という調理法を表す言葉。ラオス語だと、必ず果物の言葉の始めに「マーク」という言葉がつくんだよね確か。なので、「マークフーン」はパパイアのことだろう。

こちらも先ほどのゴーイと同じく、恐らく日本風にアレンジされていんだろう。胡麻の香りがふわっと口の中に広がった。


そして、こちらのお料理は「モックパー」。タイ語の「魚(プラー)」は、ラオスでは「パー」と言うみたい。この料理は、いちおうタイにもある。バンコクではあまり見かけないけど、イサーン料理屋さんのメニューには時々あるかな。バンコクだと、バナナの葉っぱを器に整形して、具を入れて蒸し器で蒸した「ホーモック」の方がよく見かけるよね。

一瞬バナナの葉っぱ包まれて出てくるかな?と期待したけれど、流石にアルミホイルに包まれて出てきた。(^^
現地では、「オタマジャクシ」という強烈な具が中に入ったやつ(「モック・フアック)」をわざわざ注文して食べたな…。


一部をとって、お皿に盛ってみた。

う、美しい!こんなに洗練されたモックプラー初めて見た。(^0^)
イサーンとラオスは、パクチーの他にパクチーラオが多く使われる。パクチーラオって、日本だとイタリア食材で使う「ディル」っていう名前の香草として知られている。
タイヤイサーンだと、どかっと料理に入れられて出てくることが多い。たくさん入ると結構クセが強くなっちゃうんだけど…。どんな感じで出てくるのかと思ったら…。

なんだかとっても華やか!そして芳しい香り!!パクチーラオの使い方がめっちゃうまい!
元統治国のフランス料理を思い起こさせるね!!


お次は「カオソーイ」。以前連続掲載した「カオソーイを巡る旅」。唯一巡れなかったのが、ラオスのカオソーイなんだけどまさか日本の京都で出会えるとはねえ!


小皿に具材を盛ってみた。パクチーで隠れて見えなかったけど、きちんと肉味噌も入っていた。
食べてみると…。きちんとおマメの味がする!ラオスだと「トゥアナオ」って言って、納豆を乾燥させたような調味料を使うんだよね。これは本場の調味料か、それとも豆味噌を使っているのか、わからないけどとにかくタイの国境で食べた「カオソーイ・シップソンパンナー」を思い起こさせる味だった。


スルスルっと啜って完食。「カオソーイを巡る旅」、これで完結やね!

そしてそして、最後に頼んだのがこの「オラームサイシングア」。「サイ」はタイ語でも同じで、「入れる」って意味やね。「シングア」は、「ヌアウア」つまり牛肉のことだろう。

この料理、言葉の響きが「ゲーンオム」に似ていたので、「ゲーンオム」のラオス版なのかと思った。実際、味わいもよく似ている。でも、調べてみるとどうやらオラームとゲーンオムは別物の料理みたい。「オラーム」はラオスの古都、ルアンプラバーンの名物料理だった。

ネットで作り方を見てみると、どちらもプララー(ラオス語だとパデーク)とパクチーラオ(ディル)が味の要になるみたいだけれど、「ゲーンオム」のほうは煮込んだ野菜をいちど取り出して、突き崩してとろみを出してからまた煮込むみたいだね。

フランス料理とかだと、具材を煮込んでスープを取るとき具材を突き崩して、その後シノワで漉してスープをとったりするけど、あれに似てなくもないような…。


パクッと食べると、茄子の実がちょうどいい感じにトロッと煮込まれている。何種類かのキノコも入っていて、非常に美味しかった。ディルの風味もいいね!

京都のラオス料理は、現地の風味を生かしつつも京都の野菜を積極的に使って味わいを出すなど、ラオス料理の香りの使い方と京都の食材の新鮮さ・美味しさをうまい具合に融合させたとっても洗練された味わいだった!

お店の場所と地図

店名: YuLaLa(ユララ)
[月~金] 17:00~23:00
[土・日・祝] 15:00~23:00 日曜営業・火曜定休日

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