シーロムでぶらり出会ったお肉メシ!『カオチェーポー』

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ข้าวเฉโป カオチェーポー
お肉四種のっけ盛り飯
シーロムって、個人的にはビジネス街というイメージが強くて、あまり行く機会がない街。パッポンとかもあるけど、ド観光客向けのスポットなのでますます行く機会がない…。
何て思っていたのだけれど、機会があって街をうろつているとみつけたのが、この一皿。
名前は「カオチェーポー」。あまり聞きなれないけど、まあ「カオムーデーン」とか「カオナーペット」とかと同様、お肉ぶっかけご飯の系統に入るかな。

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こんな感じで、厨房(外だけど)はお肉でてんてこ舞い。注文を受けてバッタバッタお肉を切ってはご飯に盛り付けていたよ!
ちなみにここって、たまたま歩いていてソイの角で営業していたい小さいお店なんだけれど、ちゃんとした名前があって「ข้าวเฉโปสีลม เจ้าเก่า カオチェーポーシーロム チャオカオ」という名前だった。名刺までもらってしまった。ちなみに「チャオカオ」っていうのは「老舗」っていう意味。まさかのカオチェーポー専門店だった。結構珍しいかも!

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そうしてドドン!と出てきたのがこちら。おお!ざっくばらんな盛り付けだけど、カオスの中にまとまりがある感じ。お肉ドカッと盛りなのが嬉しいねえ。
中に入っているのは、プラーセン、クンチアン、ムーデーン、ペットヤーン、カイパロ、内臓などなどといったところだろうか。まちがっていたらごめんね。タイの食べログ「Wongnai」によると、この店には全部で13種類ぐらいの具材があるらしいよ。(時間帯によっては売り切れていたりもする)

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お肉がモリモリと盛られているので、見ているだけでも楽しくなってくる。お肉の玉手箱や!
パクッと食べると、期待通りのペッパロ、ヌアトゥン味。(つまりタイの醤油煮込み)
ニコニコしながら頂いた!
ちなみに、カオチェーポーの「ポー」というのは、中国の賭け事の名前らしい。「ポー(という賭け事)に負けた人のご飯」という意味で、「カオシアポーข้าวเสียโป」と呼ばれていたものが訛って「カオチェーポー」になったらしい。
どうして「ポーに負けた人のご飯」なのかというと、説が二つあって、一つは「ポーに負けてお金が残り少なくなった時、飯屋でご飯を頼んだら、お店の人が気をきかせて屑肉やら余り肉を寄せ集めて、パロ(醤油煮)の汁で味を整え(安くて美味しい料理を)出してくれたから」という説。もう一つは「ポーに負けた時、普通はお金を払うんだけれども、ない袖が触れない時は飯を奢ることもあった。その時のご飯のことを(ข้าวเสียโป カウシアポー)と呼び、それが転じてカウチェーポーとなった」というもの。
うーん、マイナーな料理なわりにはしっかりした理由があるんだね!(^^;

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煮卵も入っていて大変に美味しかった!!
今回参考にしたサイト:「ผู้ชายเจ้าชู้ชวนชิม」(タイ語サイト)

訪れたお店   :「ข้าวเฉโป สีลม เจ้าเก่า」
この料理のレア度: ★★★★☆☆
(=専門店にはあるが、ただ歩いているだけで見つかることは少ない料理)
お店の場所   :

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

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