All About『タイの生搾りジュース』特集!② 「ナムガチアップ」「ナムバイブアボック」「ナムターンソッド」「ローハングアイ」

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ひとつの料理のバリエーションを、できるだけたくさん紹介しよう!ということで始めた「All About」シリーズ。「タイの生搾りジュース」第2弾!
今回は、ちょっと珍しめのジュースたちを集めてみたよ。

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น้ำกระเจี๊ยบ ナムガチアップ
ローゼルジュース
赤い色のジュースって日本じゃ全然ないけど、タイでは結構ポピュラー。色だけを見て「ナムデーン」ともよく言われる。

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どどんとストックされたナムガチアップ。
これだけ大量にあると…なんか迫力あるね!

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ローゼルって、どうやらオクラの仲間らしく、タイではどちらも「ガチアップ」と呼ぶ。
二つを分けて説明したいときは、オクラのほうをグラチアップキオウ(กระเจี๊ยบเขียว緑のグラチアップ)ローゼルのほうをグラチアップデーン(กระเจี๊ยบแดง赤いグラチアップ)と表現して言い分けるみたい。

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น้ำใบบ้วบก ナムバイブアボック
なんというか…わかりやすく言うと、タイの青汁!
青汁って言うと、いろんな野菜が混じってそうだけど、これはバイブアボックใบบ้วบกという野菜をジュースにしたもの。日本にも生えている植物で、日本名はツルクサというらしい…。ってその辺に生えてそうな名前なんだけど? 

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これも大量のストックが…
ナムバイブアボックは、日本の青汁と同様健康食品で、ビタミンA が豊富で、抗酸化作用があり、血液がサラサラになるらしい。

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น้ำตาลสด ナムターンソッド
砂糖ヤシの生ジュース。
「砂糖」はナムターンで、「砂糖ヤシ」はターンという。なので、「砂糖ヤシのジュース」ってわざわざ言うためには「新鮮な」「そのままの」を意味する「ソッド」が必要なのね。なるほどなるほど。。。
バンコクではあまり見かけないね。タラートロットファイ(鉄道市馬)で売っていた。

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砂糖の甘味はそんなに感じない。以前紹介した、ナムオーイ(サトウキビのジュース)の方が、ザッツ砂糖!って感じ。いづれにしても果物の風味がいいよね。
ターンの実のジュースはナタデココの元になるような果肉が入っていて、ココナッツ砂糖の風味と味が楽しめた。

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อล่อฮังก้วย ローハングアイ(羅漢果)
お次は中華街から。旬なのだろうか。あまり見かけない果物を大量に売っていた。
 

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果物の名前は…อล่อฮังก้วย ローハングアイかな?漢字で羅漢果と書いてあったので、ラカンカで調べたら、Wikiでヒット!どうやら中国原産の果物らしい。この渋い色合いが、いかにも中国って感じ。

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ななんと立ち飲みできるところがあった!ジュースの立ち飲みて!日本で立ち飲みって行ったらお酒だけだよね。
タイには生ジュースの立ち飲みもあるんやで!

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早速試飲。コップも味があっていいよね。
味は…寒天のど飴をちょっと渋くした感じ。一瞬薄いコーヒーのようなような渋味のあと、甘味がやってくる。ナムゲックフアイに似てるけどあっちは冷やし飴、こっちはのど飴!って感じかな?
タイの生ジュース…ホントはもっとたくさんあるんだけど、なかなか探すと見つからないものだね。
有名な店がある!というものでもないので、まさに街歩き。
珍しい生ジュースに出会えたらいいなあ。

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

5 件のコメント

  • お久しぶりポン~~
    久しぶりに来て、申し訳ないポンが、若干のコメントポン
    >バイブアボック
    こいつは、日本語では「ツボクサ」というポン
    アーユルベーダでは、血液を浄化するという植物ポンで、タイではジュースにするのが一般的ポンが、タイの一部やミャンマーでは葉っぱをそのまま食べたりするポン
    >ナムターンソッド
    >砂糖ヤシの生ジュース。
    実は、この辺の呼び名はかなり混乱する状況になっているポン
    確かにタイ語では、このヤシをトンターンと呼んで、ナムターンという単語の元になっているポンが、和名でサトウヤシというのはこれとは別の植物になってしまうポン
    和名では、このヤシはオウギヤシ(別名パルミラヤシ)ポン
    http://tanukida.exblog.jp/3235911/
    マレイシアではシーココナッツとか言われるポンが、なかなか紛らわしい、というか、各国の文化に根付いてしまって、世界標準が作りにくいものだと思うポン
    ちなみにサトウヤシは、Arenga pinnataポンで、トンターウとかトンチョッと呼ばれる、小さな丸い実(シロップ漬けになって、よくみかけるポン)が成る奴ポン

  • 狸田ポン太さん
    コメントありがとうございます。
    さすが!素晴らしい解説ありがとうございます。
    なるほどー、日本語で「砂糖ヤシ」と呼ばれるものと、タイ語で「サトウヤシ」と呼ぶものは別の種類なんですね。これは勉強になりました!
    ターンの実はこうやってジュースにして飲むより、「カノムターン」っていうお菓子にするほうがポピュラーだと思います。
    いずれにしても独特の風味がありますね。

  • カノムターンを知らなかったポンで、調べたら、なんと!実でも果肉部分ではなくて、繊維部分を使って黄色くしているとわかってびっくりしたポン!!
    椰子の世界は、奥が深いポン~~

  • そうなんですか。繊維部分を使っているんですね〜。
    …動画を探して見てみたんですが、繊維を使ってるというより、ターンの実の中身、
    ほとんどが繊維で出来ているみたいですね。その繊維を水の中でしごいて、絞り出した汁から水気を切ったものを使うようです。
    動画のURLを貼っておきます!
    https://youtu.be/4idykWrR6Dg

  • 動画ありがとポン
    良く見てみると3つくらいに分かれているポンで、実の部分を中心にして割っているみたいポン
    おそらくは、未成熟のトンターンの実かと思われるポンで、4分40秒くらいで絞っている部分が食べられる実になる部分かと思われるポン
    そこは繊維をほぐさないで捨てているポン
    これが大きくなって、ゼリー状の果肉になるポン

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