客家風の麺料理!「クイッティアウルークチン・ケ」

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ก๋วยเตี๋ยวลูกชิ้นแคะ クイッティアウルークチン・ケ
客家風つみれ麺
タイの麺料理のって、汁のタイプと麺の種類を選べば、後はどこで食べようが同じ…かと思いきや、いろいろレパートリーってあるんやね。うーん奥が深いな。
バンコクのヤワラート(とその周辺)でたまーに見かけるのがこちら。「クイッティアウルークチン・ケ」のお店。

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じゃじゃーん。これがお店で注文したときに取った写真。
麺は中華麺なので、正確には「バミールークチン・ケ」やね。
一見するとフツーのタイの麺料理かな?何気にお店で麺をすすっててもなかなか気がつかないかも。(タイ人ならもちろん気がつくだろうけど。)タイの麺料理は中華の影響を受けていて、その中華って言うのはほとんどが潮州料理のことなんだけど、中にはちょっと違う起源のものもある。「ケ」というのはタイ語で「客家(はっか)人」のこと。客家人というのは春秋戦国時代に戦火を逃れるために中国南部に移住した一部の漢民族のことで、「(外から来た)訪問客」みたいな意味合いからそう呼ばれたらしい。中国国内だけじゃなく、東南アジアにも多く移り住んでいて、客家系の中国人が多いのはシンガポールなんだとか。
で、そういう客家人風のつみれを浮かべた麺料理が「クイッティアウルークチン・ケ」というわけ。

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つみれは全部手作りっぽくて美味しそうじゃん! (^0^)
フツーの丸っこいルークチンと違って、いろんな種類のルークチンが乗せられているのが特徴。…でもまあ、違いが地味なので、言われないと気がつかないで食べているかも?

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中でも特徴的なのは、このようにつみれにお豆腐が挟まっているタイプのルークチン。
客家の風習ではお正月にワンタンを作って食べるのが風習だったんだけど、タイに移り住んだ客家人の間では小麦粉が不足していたので、ひき肉と豆腐をつぶしてつみれ状にしたものを食べるようになったんだとか。それが今もこういう形で残っているんやねー。なのでお豆腐の挟まったルークチンを見かけたら、そのお店は「ルークチン・ケ」のお店だと考えて間違いないかも。
手作りだったので柔らかく、口当たり良好! ケだとかなんだとか考えなくても、美味しい手作りつみれ入り麺料理屋さんなのでした☆
今回参考にしたサイト
anngle 「タイ人直伝!タイの屋台の基礎知識 「クイティアオ」 屋台麺の種類」10月11日観覧
anngle 「タイ式の豆腐入りつみれ麺「クイティアオ・ケェ」の歴史とバンコクのおススメ屋台まとめ」10月11日観覧

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

5 件のコメント

  • これ、超小型のヨントウフ(醸豆腐)みたいで面白いポン
    正月のワンタンとあるポンが、ヨントウフも客家の食べ物ポンで、きっと関連があるポン
    (名前だけタイ語になったみたいポン)

  • ホンマですね!(0_0)/
    確かに結構似てるかも。
    っていうかgoogleで醸豆腐見てみましたけど、おいしそう〜!食べたくなりました。 笑

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