アサリで決着! バイガパオとバイホーラパーって何が違うの?

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日本に帰ってきてからなかなかタイ料理の記事のアップも進まないので、自分で料理を作ってみることにした。日本でもインターネット通販を駆使すれば、タイと同様の食材を揃えることができるのだ!うーん便利な世の中だなぁ。
そんなわけで、今回は長年の疑問だった「バイガパオ(ホーリーバジル)」と、「バイホーラパー(スイートバジル)」って何が違うの?という疑問に真向から挑んでみることにした。

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左の緑の濃いほうが、バイホーラパー。右の緑が薄い方がバイガパオ。
…冷蔵庫に入れてからずいぶん経つので、全体的にちょっとシナっとなってるし、ところどころ色あせている葉っぱがあるのはご愛嬌ってやつで…。
バイホーラパーの方は触った感じも柔らかくて、バイカパオの方はちょっとゴワゴワしていて葉っぱも少し厚く、細かい毛が生えている。うーんなるほど。よく「ホーラパーは生食に向いている」って言うけど、確かに葉が柔らかいホーラパーのほうが生食には向いていると思う。

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で、今回は両方を炒めものに使ってみることにした。タイでも魚介類は炒めものにもホーラパーを使うことがあるので、食材としてアサリをチョイス。 「パットホーイラーイ」にして二つの味を比べてみることに。
ちなみに、バジルだけだとちょっと寂しい…というわけで、バイマックルー(こぶみかんの葉)とピーマンも野菜に加えてみた。
使った材料
アサリ   きっちり20杯(2等分するため数を正確にした)
ニンニク  2かけら
バイマックルー 4枚ぐらい
ピーマン 二つ ネギ 1本
バイホーラパー 
バイカパオ  …一本の房からとれるだけ(テキトーでゴメン)
調味料
ナンプラー 小さじ1
ナムプリックパオ 小さじ1
砂糖 小さじ1
プリックポン(タイの粉唐辛子) 適量
鶏ガラスープ 適量(大さじ2杯ぐらい?)

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ニンニクとプリックポンはクロックでゴリゴリ潰してみた。
ま、フツーに包丁叩き潰してからみじん切りにしてもいいと思うけど、雰囲気出るかな〜と思って。

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その後油をひいて、炒める。
ニンニクに火が通って香ばしい香りがしてきたら、アサリをざざっと投入。コブみかんの葉を入れる。
その後、鶏がらスープを大さじ2杯ぐらい?入れて鍋にフタをして、蒸し焼き状態にする。
水気がなくなってアサリが口を開いた後でピーマンを投入! (…タイミングとしてはどうなんだろ?)
その後、ナンプラー、ナムプリックパオ、砂糖を入れて…
本来はここでさらにバジルを入れたら完成!なんだけど、わざわざ半分に分けて、片方はバイホーラパー、片方はバイカパオで合わせて炒めてみた。

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↑ホーラパー                            ↑ガパオ
完成!!!
うーん、写真だとバジルよりネギとピーマンが目立つけど… (^^;
写真中央から見て、左側がバイホーラパー、右側がバイガパオね。
食べてみた感じは…バジルの風味自体はどちらもあまり変わらない。でも、バイホーラパーのほうが香りも味もややマイルド。ガパオの方は香りがよりクッキリしてて、自己主張してくる感じ。
(どちらも西洋のバジルとはかなり違っていて、なんというか薬草っぽい風味が強い)
バイホーラパーの方は香りがマイルドなので、確かに貝とか白身魚とか、味わいが淡白な食材と一緒に使うのに向いているな〜と思った。
ガパオのほうは風味が強いので、肉とか臭みの強い食材と一緒に使ったら美味しい、っていうことなんやろ―ね。

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最後は貝のドアップで。自分で作って食べるのもいいものだな〜。 笑

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

6 件のコメント

  • 一人暮らしだから、自分のお金は好きな様に使えるんです!!!! 
    うまい棒100本とか買っても誰にも怒られません!
    自分のために飯作って自分で食べるんです!!! 笑

  • おおっ!
    こういう検証もの、大好きポン~~
    狸田のイメージだと、カパオの方も赤い茎で葉っぱは固くて、香りも相当強いポンが、こいつは緑の茎ポン
    ハーブ(雑草ポン~)は、結構交雑しているものが多いポンで、特徴がハッキリしないものが出回ってたりするポン(タイよりもハノイなどではそんな感じ)
    でもって、日本でこれをやると、結構お金がかかりそうポン~~(笑)
    ちなみにスウィートバジルというと、イタ飯で使うような、もう少し葉っぱの広いものになると思うポン
    (Ocimum basilicum)
    タイのホーラパー(Ocimum basilicum var. thyrsiflora)は、若干違うポンで、その辺は分けたほうがよさそうポン~

  • >狸田ポン太さん
    なるほど〜勉強なります m(_ _)m
    そうですね~。イタリアンバジルとタイのバジルは全然違いますよね。いちおうわかりやすいようにと和名を書いたり言葉を置き換えたりしているんですが、なかなか難しいですね。
    ちなみに、タイの野菜はインターネットで購入しました~。野菜もそこそこ値が張りますが、送料が980円もかかるのでおいそれと注文できませぬ。(>_<) フツーに日本のスーパーで売ってるバジルを使っても、風味はかなり違いますがそこそこ旨い!です。

  • 先週たまたま近所の人ガパオもらったから、ますちゃんのブログ思い出して、アサリとホタテと炒めてみたよー。
    うまかったwww
    食い食い航のホタテを食べるスピードったらなかったわ。

  • >ようちゃん
    幼児期からガパオの旨さを子どもに刷り込むとは!!
    あとはパッタイとトムヤム、徐々に辛いモノを食べさせていけば立派なタイ人味覚の舌を持つ大人に成長できるぞ!!

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