シラチャ祭りでみつけた南タイ料理『ゲーンタイプラー』と『ゲーンクアノーマーイガイ』

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แกงไตปลา とแกงคั่วหน่อไม้ไก่ ゲーンタイプラーとゲーンクアノーマイガイ
隣町、シラチャのお祭りは毎年恒例らしくなかなかのにぎわい。お店も食べ物屋台だけでなく、ぬいぐるみ売りとか女性用の服などいろいろあった。
まあ、僕が注目するのは常に食べ物なんだけど…(^_^;)

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そんなわけで気になったのは、このお店。南タイのカレーを売っていた。
…屋台群の中で、屈指の地味な店構え…お客さんの入りもまあ、それなりかも。

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南タイのカレーって、見た目がかなり地味でどれもこれも似通っていてわかりにくい。自分もほとんど名前がわからないので、今までは単に指差してコレコレ言ってたんだけど…、ブログに載せたいので恥ずかしくもお店のおばちゃんに質問。めんどくさそうに答えてくれた。ああ、お仕事の邪魔して申し訳ない、ああ、恥ずかしい…。
カレーは何種類かあったんだけど、「ゲーンタイプラー」と「ゲーンクアノーマイガイ」を注文してみた。この二つのカレーは南タイ料理の中でもかなりポピュラーなもの。フードコートとかでもよく見かける。

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地味な見た目が個性やねん!!

イートインもできたんだけど、暗くて写真も取りにくいので、持ち帰りにしてみた。
黒いほうが「ゲーンタイプラー」で、ひたすらにココナッツカレー色?なのが「ゲーンクアノーマイガイ」。

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「ゲーンタイプラー」の見た目は、なんだかどす黒い。粘度は低く、カレーって言うより日本のお惣菜みたいな感じ。「タイプラー」というのは魚の内蔵を発行させて作った調味料のことで、ちょっと臭いけど日本の鰹節のような風味がある。タイプラーのおかげでなんかちょっと渋い色合いなんやね〜。

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こっちは「ゲーンクアノーマーイガイ」。「ゲーンクア」というのは「炒め焼きカレー」という意味。汁っけも多いし全然炒めてないっぽいけど、作り方動画を見てみると、確かに炒めて作っている。始めにノーマーイ(タケノコ)とフアガティ(ココナッツミルクの上澄みの、どろっとした部分)をフライパンで炒めている。まあ、「煮詰める」と言ったほうが正しいかもしれない…。最初にココナッツミルクを炒めることで、濃厚なカレーに仕上げてるみたい。
で、早速食べてみた…。南タイの料理って、よく激辛とか言うけど、それに加えてかなり塩味が強い。調子に乗ってうっかりどっちゃり買っちゃったけど、ちょっとだけでご飯モリモリ食う、日本の塩昆布とかに近い存在かもしんない。
ゲーンタイプラーは、「くさや+鰹節入りの辛酸筍スープ」みたいな味と言えばわかってもらえるかなあ??
日本にもありそうでなさそうな味。ゲーンクアノーマーイガイは、まんま「筍と鶏肉のココナッツミルクカレー」だけど、見た目よりずっと塩気が強い。
持ち帰って食べたので、そのままガツガツ喰ったけど、できたら生野菜といっしょに食べたかったな〜。。。
作り方動画もふたつリンクしておく。


こっちがゲーンタイプラー。むちゃくちゃ手間隙かかってて11分の長編動画になってた!!Σ(゚Д゚)

こっちがゲーンクアノーマーイ。動画では鶏肉ではなくてナマズを使用。
南タイ料理は今後もっと紹介していきたい!!
次回は1月4日ぐらいに更新の予定です

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2011年、タイ在住の頃にブログを開設。現在は日本に帰国し九州地方に生息中。(実家は京都なので、京都のタイ料理屋を巡るのも趣味。)現在も年に1回はタイに遊びに行き、美味しいものを食べ歩いている。

 

2 件のコメント

  • おばあちゃんの煮物みたいな色やね。くさや鰹節辛酸というとかなり個性的な印象。でもいけるんやろね~。鶏と筍のココナツカレーは日本でもよく見かける気がするけど、南はしょっぱいんや。暑いから?でも北も暑いよね?主

  • たまにタイの家庭料理をいただくと、ん?となるくらいしょっぱ辛酸っぱかったりします。ゲーンタイプラーのほうは、「タイプラー」がまあ、塩辛みたいなもんなので…。タイのカレーはどっちかというとグルタミン酸の旨味が効いているので、「カレー」っていうよりは日本の「お惣菜」「塩昆布」「佃煮」とかに近い存在です。っていうかニッポンの「塩昆布」「佃煮」「塩辛」は、ちょっとアレンジしたらタイ料理の食材として使えると思います。

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